ソートマージ


付録L.1 SORT EEメッセージ

〈この項の構成〉

(1) SORT EEメッセージの種類

SORT EEのメッセージには,次の3種類があります。

(2) SORT EEメッセージの記述形式

このマニュアルでは,次に示す形式でメッセージを記載します。

(3) SORT EEメッセージに出力されるデバッグ情報

SORT EEメッセージテキストに出力されるデバッグ情報の用語とその意味を,次に示します。

表L‒1 デバッグ情報の説明

用語

意味

(zz…z)

SORT EEの内部エラーコード。

キー番号

エラーを検知したキーの番号を示します。キー番号を特定できる場合は,コマンドまたはexsortパラメタファイルの-keyパラメタに指定した順番(1〜)が表示されます。キー番号を特定できない場合は0が表示されます。

比較項目番号

エラーを検知した比較項目の番号を示します。比較項目番号を特定できる場合は,コマンドまたはexsortパラメタファイルのinclude|omitオペランドに指定した順番(1〜)が表示されます。比較項目番号を特定できない場合は,0が表示されます。

比較条件式の番号

エラーを検知した比較条件式の番号を示します。比較条件式の番号を特定できる場合は,コマンドまたはexsortパラメタファイルのinclude|omitオペランドに指定した順番(1〜)が表示されます。比較条件式の番号を特定できない場合は,0が表示されます。

集約項目番号

エラーを検知した集約項目の番号を示します。集約項目番号を特定できる場合は,コマンドまたはexsortパラメタファイルの-sumパラメタに指定した順番(1〜)が表示されます。集約項目番号を特定できない場合は,0が表示されます。

レコード番号

エラーを検知した入力レコードの番号を示します。レコード番号を特定できる場合は,入力順番(1〜)が表示されます。レコード番号を特定できない場合は,0が表示されます。処理の中間結果を格納する中間ファイルでエラーを検知した場合は,中間ファイルで取得されたレコード番号が表示されます。

パラメタ番号

エラーを検知した-inpfile,-reorgまたは-outfileパラメタの番号を示します。-inpfileパラメタにエラーがある場合は,パラメタ番号は必ず1が表示されます。-reorgパラメタにエラーがある場合は,パラメタ番号は必ず1が表示されます。-outfileパラメタにエラーがある場合は,コマンドまたはexsortパラメタファイルに指定した順番(1〜)が表示されます。

ファイル名およびディレクトリ名

ファイル名,およびディレクトリ名を特定できない場合は表示されません。

  • 表示するファイル名またはディレクトリ名の長さはMAX_PATHまでです。

  • 環境変数に指定されたファイル名がエラーだった場合,環境変数が表示されます。

  • 標準入力ファイルを指定した場合,入力ファイル名は「stdin」と表示されます。

  • 標準出力ファイルを指定した場合,出力ファイル名は「stdout」と表示されます。

(4) 終了コードの種類(SORT EEの場合)

SORT EEの終了コードは次のとおりです。

メッセージのほかにコマンドの終了状態を表す3種類の終了コードがあります。終了コードの種類を次の表に示します。

表L‒2 終了コードの種類

終了状態

終了コード

正常終了

0

異常終了

KBLS1700-E以外のメッセージ出力時

1

KBLS1700-Eメッセージ出力時,またはSORT EEのメッセージが出力されないとき

システムの異常終了コードが設定される

(5) SORT EEメッセージ出力オプション

SORT EEメッセージの出力先は,環境変数「EXSORTMSGOPT(64ビット版は「EXSORT64MSGOPT」)」で指定できます。

Windows

環境変数「EXSORTMSGOPT(64ビット版は「EXSORT64MSGOPT」)」を省略した場合は,SORT環境ファイルのmsg_optオプションの指定を有効とします。環境変数およびSORT環境ファイルのどちらも省略した場合は,すべてのメッセージを画面に表示します。

UNIX

環境変数「EXSORTMSGOPT(64ビット版は「EXSORT64MSGOPT」)」を省略した場合は,標準エラーファイルにすべてのメッセージを出力します。

メッセージ出力オプションの詳細については,「2.28 メッセージ出力オプション(SORT EE の機能)」,および環境変数「14.1.1(5) EXSORTMSGOPT」,「14.1.2(5) EXSORT64MSGOPT」を参照してください。