付録K 出力レコード0件の扱い
出力レコード件数が0件の場合,空の出力ファイルを作成します。
出力レコード件数が0件となる条件を次に示します。
-
全ての入力ファイルが空のファイルの場合
-
選択条件式を満たすレコードが存在しない場合
-
空行削除オプション※1によって,入力レコード件数が0件になった場合(SORT EEの場合)
-
入力レコードを読み飛ばす件数※2に,入力レコードの件数以上の値を指定した場合(SORT EEの場合)
-
入力レコード開始番号※3に,入力レコードの件数より大きい値を指定した場合(SORT EEの場合)
- 注※1
-
オプション機能の詳細については,「5.5.23 空行削除オプション(DELBLANKLINEオプション)」を参照してください。
- 注※2
-
入力レコードの読み飛ばし機能の詳細については,「5.8.4 skiprecオペランド」を参照してください。
- 注※3
-
入力レコード開始番号の詳細ついては,「5.8.6 startrecオペランド」を参照してください。
SORTの場合,およびSORT EEの場合の出力レコード0件の扱いについて次の表に示します。
ファイルの種類 |
ファイル作成の有無 |
---|---|
ソート用一時ファイル |
作成しない。 |
マージ用一時ファイル |
|
中間ファイル |
出力レコード0件の中間ファイルを作成する。 |
出力ファイル |
出力レコード0件の出力ファイルを作成する。 |
ファイルの種類 |
ファイル作成の有無 |
---|---|
ソート用一時ファイル |
入力レコード選択の選択条件式を満たすレコードが存在しない場合は作成しない。 |
マージ用一時ファイル |
|
分割用一時ファイル |
|
出力ファイル |
出力レコード0件の出力ファイルを作成する。 |
分割ファイル |
出力レコード0件の1個目の分割ファイルだけ作成する。 ただし,0件ファイル出力抑止機能※の指定が有る場合は,1個目の分割ファイルも作成しない。 |