5.8.6 startrecオペランド
- 意味
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データの入力を開始するレコード番号を指定します。
指定したレコード番号よりも前のレコードは,ソート処理,マージ処理,またはコピー処理の対象となりません。この場合,指定したレコード番号よりも前のレコードは,読み飛ばされます。
入力ファイルを複数指定した場合は,ファイルごとに,このオペランドの指定が適用されます。このオペランドは,CSVファイルを指定した場合だけ有効です。CSVファイル以外を指定した場合は,無効となります。skiprecオペランドとこのオペランドは同時に指定できません。どちらか一つだけ指定してください。
- 形式
startrec=start-record-number
- 指定値
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- start-record-number
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1から始まるレコード番号を指定します。例えば,先頭レコードを読み飛ばし,2番目のレコードから入力を開始したい場合は,「startrec=2」と指定します。
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レコード番号には,1〜10桁の10進数のうち,0〜2147483647を指定できます。
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0を指定した場合,指定なしと見なされます。
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- 注意事項
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startrecオペランドに,入力レコードの件数より大きい値を指定した場合,入力されるレコード件数は0件となります。
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startrecオペランドとstopaftオペランドの両方を指定した場合,最初に入力ファイルごとにstartrecオペランドで読み飛ばされます。この後,stopaftオペランドで入力レコードに対して打ち切り件数がチェックされます。
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入力ファイル編成がテキストファイル,またはCSVファイルで,空行削除オプション(-cmdopt DELBLANKLINE)を指定している場合,空行(データのない改行文字だけのレコード)を含めない開始レコード番号を指定してください。空行削除オプションについては,「5.5.23 空行削除オプション(DELBLANKLINEオプション)」を参照してください。
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- skiprecオペランドおよびstartrecオペランドを指定した場合の処理の概要を次に示します。