20.2.1 rsortコマンド
rsortコマンドの移行内容を次の表に示します。
-
項番2〜4は,rsortコマンドとexsortコマンドで指定値の形式が異なります。各オペランドの詳細については,次の表に示す該当する章を参照してください。
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項番5〜10は,rsortコマンドの指定値を,exsortコマンドのパラメタ,またはオペランド値としてそのまま転記します。
表20‒1 rsortコマンド移行 項番
rsortコマンドのオペランド
exsortコマンドのパラメタおよびオペランド
移行内容
1
−
-function△sort
転記しません。
2
-ソートオプション
-cmdopt△コマンドオプション
20.2.6(1)を参照してください。
3
-入力ファイルのファイル編成:
出力ファイルのファイル編成
-inpfile△fileorg=入力ファイル編成
-outfile△fileorg=出力ファイル編成
20.2.6(2)を参照してください。
4
-キー属性△+キー位置-キー長
-key△キー属性+キー位置-キー長
20.2.6(3)を参照してください。
5
-Lレコード長
-inpfile△reclen=レコード長
指定値を転記します。
6
-o出力ファイル名
-outfile△file=出力ファイル名
指定値を転記します。
7
-yワークバッファサイズ
-worksize△ワークバッファサイズ※1
指定値を転記します。
8
-Tディレクトリ名
-sorttmpdir△ディレクトリ名※2
指定値を転記します。
9
-T2ディレクトリ名2
-mergetmpdir△ディレクトリ名2
指定値を転記します。
10
入力ファイル名
-inpfile△file=入力ファイル名
指定値を転記します。
- (凡例)
-
−:該当しません。
△:1文字以上の空白を示します。
- 注※1
-
KB単位指定の場合は,MB単位に変換した値を指定してください。
- 注※2
-
exsortコマンドのソート機能を使用する場合,一時ファイル作成ディレクトリ名を指定する「-sorttmpdirパラメタ」または環境変数「EXSORTSORTTMPDIR」の指定が必須です。どちらも指定しない場合は,SORTの環境変数「SORTOPT」の「-T」の指定を仮定します。すべての指定がなかった場合は,exsortコマンドは「KBLS1674-E 一時ファイルのディレクトリが指定されていません。」のエラーを出力して失敗します。
SORT EEの環境変数の設定については,「20.2.7 SORT環境変数の移行」を参照してください。