9.1.3 コマンド指定時の注意事項
選択コマンドの指定時の注意事項を次に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) オペランドの入力順序
各パラメタのオペランドの入力順序は任意です。ただし,次に示すパラメタのオペランドは,次の順序で入力してください。
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入力ファイルのファイル編成と出力ファイルのファイル編成
「入力ファイルのファイル編成」「出力ファイルのファイル編成」
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キー属性と+キー位置-キー長のパラメタ
「キー属性」「+キー位置-キー長」
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選択条件式
「比較項目の属性」「+キー位置-キー長」「比較演算子」「条件値」
(2) 同一パラメタのオペランドの複数指定
複数指定の不要なオペランドを複数指定した場合は,最後に指定したオペランドが有効になります。
(3) 複数指定できるパラメタ
複数指定できるパラメタを複数指定するときは,連続で指定してください。指定例を次に示します。
(4) スペース(空白)の扱い
パラメタで使用する文字「/l,/o,/sl...」の/(スラント)の前にスペース(空白)を入れるかどうかは任意です。しかし,+キー位置-キー長のハイフンの前には,スペースを入れてはなりません。指定例を次に示します。
- (例)
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「△/l128△/oOUTFILE」……有効となる
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「+10△-8」……………………………エラーとなる
(凡例) △:スペース(空白)を示す。
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また,パラメタで使用する文字「/l,/o,/sl...」とそのあとに続けるオペランドの間にスペース(空白)を入れるかどうかは任意です。指定例を次に示します。
- (例)
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「/l128」……有効となる
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「/l△128」……有効となる
(凡例) △:スペース(空白)を示す。
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(5) 英文字の扱い
各パラメタを大文字で入力するか,小文字で入力するかは任意です。また,大文字と小文字が混在してもかまいません。
(6) 特殊記号の扱い
次の三つの特殊記号を文字として使用するときは,直前に「\」を指定してください。
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「\」
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「'」(クォーテーションマーク)
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「"」(ダブルクォーテーションマーク)
指定例を次に示します。
- (例1)「A'」を指定する場合
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「c'A\''」
有効となる
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「c'A' '」
エラーとなる
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- (例2)「"A」を指定する場合
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「c'\"A'」
有効となる
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「c'"A'」
エラーとなる
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- (例3)「A\'」を指定する場合
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「c'A\\\''」
有効となる
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「c'A\\''」
エラーとなる
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- 注
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円記号(\)を一つ指定し,このあとに,上記特殊記号以外を指定した場合も,円記号(\)は,エスケープ文字として扱われます。なお,円記号(\)を一つだけ指定した場合は,KBLS072-Eのエラーとなります。