5.26.3 {suffix|prefix}オペランド
- 意味
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- suffixオペランド:
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連結する入力ファイルを格納するディレクトリ名,または連結する入力ファイル名の末尾を指定します。
- prefixオペランド:
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連結する入力ファイルを格納するディレクトリ名,または連結する入力ファイル名の先頭を指定します。
- 形式
{suffix|prefix}={input-generic-name|input-directory-name} [△{input-generic-name|input-directory-name}…]
- 指定値
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- input-generic-name
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入力ファイル名の総称(先頭または末尾)を指定します。
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入力ファイル名の総称(先頭または末尾)には,入力ファイルが格納されているディレクトリ名とつなげて指定できます。
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UNIXの場合,prefixオペランドには,先頭がピリオド(.)で始まるファイル名を指定できません。
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- input-directory-name
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入力ファイルを格納するディレクトリ名を指定します。
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指定値の末尾はパス区切り記号※を指定してください。パス区切り記号の指定がない場合は,入力ファイル名の総称として扱います。
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指定したディレクトリ下にある入力ファイルをすべて含みます。ただし,サブディレクトリ下のファイルは入力ファイルに含みません。
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- 注※
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UNIXの場合はスラッシュ(/),Windowsの場合は円記号(\)がパス区切り記号です。
- 注意事項
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suffixまたはprefixオペランドは,fileオペランドと同時に指定できません。どれか一つだけ指定してください。
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suffixまたはprefixオペランドで指定された入力ファイル格納ディレクトリ,または入力ファイルの総称(先頭または末尾)に該当するファイルが一つも存在しなかった場合は,KBLS1635-Eメッセージでエラー終了します。
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入力ファイル名の総称,または入力ファイル格納ディレクトリ名を複数指定した場合,指定された順にファイル名を取得します。UNIXの場合,取得した入力ファイル名を,exsortコマンド実行環境に設定されているロケールに従って昇順にソートし入力します。Windowsの場合,nameseqオペランドで指定した入力順に,ファイルを入力します。なお,KBLS1011-Iメッセージは,処理した入力ファイル順に出力します。
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UNIXの場合,ピリオド(.)で始まる名前のファイルは,ファイル連結の対象になりません。
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Windowsの場合,隠しファイルはファイル連結の対象になりません。
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suffixまたはprefixオペランドを指定した場合,次の例に示すように解釈し動作します。なお,例中の「*」はすべての文字列が対象となる意味です。
- prefix=A指定時
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「A*」と解釈し,該当ファイルを検索します。例えば,「A」や「ABC」が該当します。
- suffix=A指定時
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「*A」と解釈し,該当ファイルを検索します。例えば,「A」や「CBA」が該当します。
- prefix=.A指定時
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「*.A」と解釈し,該当ファイルを検索します。例えば,「.A」や「.ABC」が該当します。なお,UNIXの場合は,先頭がピリオド(.)から始まるファイル名を指定することはできません。指定した場合はKBLS2101-Eエラーとなります。
- suffix=.A指定時
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「*.A」と解釈し,該当ファイルを検索します。例えば,「A.A」や「B.A」が該当します。なお,UNIXの場合は,「.A」など「.」から始まる名前のファイルは対象となりません。
- prefix=A.指定時
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「A.*」と解釈し,該当ファイルを検索します。例えば,「A.」や「A.BC」が該当します。
- suffix=A.指定時
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「*A.」と解釈し,該当ファイルを検索します。例えば,「A.」や「CA.」が該当します。
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