5.26.4　nameseqオペランド（Windowsの場合）

意味

suffixまたはprefixオペランドを指定した場合の入力ファイルの入力順を，0から3までの数字で指定します。このオペランドを省略した場合，0を設定します。

形式

nameseq=input-order-code

指定値

input-order-code

0

ファイル名のソートは行わないで，該当するファイル名を獲得した順番に入力します。この場合，ファイルシステムが異なると，獲得順も異なる場合があります。ファイルの入力順を決める必要がない場合に指定します。

1

exsortコマンド実行環境に設定されているロケールに従ってファイル名を昇順にソートして入力します。この場合，OSが異なると，ソート結果が異なることがあります。次のように，カタカナとひらがなを区別したくない場合などに指定します。

表5‒72　exsortコマンド実行環境に設定されているロケールに従ってファイル名を昇順にソートする例

ソート前	ソート後
集計_あいち_2011_03_#1	集計_あいち_2011_03_#1
集計_とうきょう_2011_03_#2	集計_アイチ_2011_03_#2
集計_やまなし_2011_03_#2	集計_トウキョウ_2011_03_#1
集計_アイチ_2011_03_#2	集計_とうきょう_2011_03_#2
集計_トウキョウ_2011_03_#1	集計_ヤマナシ_2011_03_#1
集計_ヤマナシ_2011_03_#1	集計_やまなし_2011_03_#2

2

Shift_JISの文字コードの値で先頭から1バイトずつ比較し，ファイル名を昇順にソートし，入力します。次のように，英字の大文字と小文字を区別したい場合などに指定します。

表5‒73　Shift_JISの文字コードの値で先頭から1バイトずつ比較してファイル名を昇順にソートする例

ソート前	ソート後
精算_TOKYO_A-G区	精算_TOKYO_A-G区
精算_TOKYO_a-g市	精算_TOKYO_H-Q区
精算_TOKYO_H-Q区	精算_TOKYO_R-Z区
精算_TOKYO_h-q市	精算_TOKYO_a-g市
精算_TOKYO_R-Z区	精算_TOKYO_h-q市
精算_TOKYO_r-z市	精算_TOKYO_r-z市

3

数字は，数値として扱い，ファイル名を昇順にソートし，入力します。例えば，「007」と「7」は同値として扱います。この場合，OSが異なると，ソート結果が異なることがあります。このソートは，Windows 2000では指定できません。指定した場合，KBLS2106-Eエラーとなります。次のように数字の桁数が異なるものが混在していても，年月日順や項番順にしたい場合などに指定します。

表5‒74　数字を数値として扱いファイル名を昇順にソートする例

ソート前	ソート後
決算_2011年_06月_東京_no15	決算_2011年_6月_東京_no02
決算_2011年_06月_東京_no3	決算_2011年_06月_東京_no3
決算_2011年_12月_東京_no1	決算_2011年_6月_東京_no004
決算_2011年_6月_東京_no004	決算_2011年_06月_東京_no15
決算_2011年_6月_東京_no02	決算_2011年_12月_東京_no1