4.4.6 選択条件式の書き方
選択条件式の書き方について次に示します。
-
選択条件式の中に指定する比較演算子にはリダイレクト演算子(<>)と同じ形式のものが含まれます。このためコマンドで指定する場合は,選択条件式全体をダブルクォーテーション(")で囲んで指定してください。選択条件式の指定例を次に示します。
- 10バイト目から4バイト(外部10進数)が1,000を超えるレコードを選択する場合
-
include="z+10-4△>△N'1000'"
- (凡例)
-
△:半角スペース(空白)を示します。
-
コマンドで文字条件値(C'nn')の中に,シングルクォーテーション('),ダブルクォーテーション("),または円記号(\)のどれかを指定する場合,次の表に示すとおりに指定してください。
表4‒4 選択条件式の文字条件値 項番
指定する記号
指定方法
UNIX
Windows
Bシェル系の場合
Cシェルの場合
1
シングルクォーテーション(')
文字として扱いたいシングルクォーテーション(')の前に,円記号(\)を一つ指定してください。
例えば,「C'a\'\'b'」と指定すると,「a''b」と解釈されます。なお,シングルクォーテーション(')を16進数条件値で指定する場合は「X'27'」と指定してください。
文字として扱いたいシングルクォーテーション(')の前に,円記号(\)を一つ指定してください。
例えば,「C'a\'\'b'」と指定すると,「a''b」と解釈されます。なお,シングルクォーテーション(')を16進数条件値で指定する場合は「X'27'」と指定してください。
文字として扱いたいシングルクォーテーション(')の前に,円記号(\)を一つ指定してください。
例えば,「C'a\'\'b'」と指定すると,「a''b」と解釈されます。なお,シングルクォーテーション(')を16進数条件値で指定する場合は「X'27'」と指定してください。
2
ダブルクォーテーション(")
文字として扱いたいダブルクォーテーション(")の前に,円記号(\)を一つ指定してください。
例えば,「C'\"'」と指定すると,「"」と解釈されます。なお,ダブルクォーテーション(")を16進数条件値で指定する場合は「X'22'」と指定してください。
文字として扱いたいダブルクォーテーション(")の直前でいったんダブルクォーテーション(")囲みを閉じます。
文字として扱いたいダブルクォーテーション(")の前に,円記号(\)を一つ指定します。
その直後から再度ダブルクォーテーション(")囲みを指定します。
例1
include="j+0-3 = C'a"\""b'"
は,
include=j+0-3 = C'a"b'
と解釈されます。
例2
include="j+0-2 = C'"\"\""'"
は
include=j+0-2 = C'""'
と解釈されます。
16進数条件値で指定する場合は「X'22'」と指定してください。
16進数条件値で「X'22'」と指定してください。
3
円記号(\)※
文字として扱いたい円記号(\)を「\\\\」と指定してください。
例えば,「C'\\\\100'」と指定すると,「\100」と解釈されます。なお,円記号(\)を16進数条件値で指定する場合は「X'5C'」と指定してください。
文字として扱いたい円記号(\)を「\\」と指定してください。
例えば,「C'\\100'」と指定すると,「\100」と解釈されます。なお,円記号(\)を16進数条件値で指定する場合は「X'5C'」と指定してください。
文字として扱いたい円記号(\)を「\\」と指定してください。
例えば,「C'\\100'」と指定すると,「\100」と解釈されます。なお,円記号(\)を16進数条件値で指定する場合は「X'5C'」と指定してください。
ただし,文字条件値(C'nn')にこれらの記号を指定すると,指定が複雑でわかりにくくなります。このため,16進数条件値(X'nn')で指定することを推奨します。
パラメタファイルの指定方法については,「4.5.3 選択条件式の書き方」を参照してください。