4.4.5 ファイル名およびディレクトリ名の指定形式
ファイル名およびディレクトリ名の指定形式について次に示します。
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空白文字を含んだファイル名またはディレクトリ名を指定する場合,ファイル名またはディレクトリ名ごとにダブルクォーテーションで囲んで指定してください。
ファイル名の指定例を次に示します。
- 「a△b」および「c△d」の,二つのファイルを指定する場合
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-inpfile file="a△b" "c△d"
ディレクトリ名の指定例を次に示します。
-sorttmpdir "C:\Documents△and△Settings\sortwork"
- (凡例)
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△:半角スペース(空白)を示します。
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ダブルクォーテーション("),セミコロン(;),イコール(=),およびパーセント(%)は,exsortコマンドでは引用符,区切り,予約語,および環境変数名に使用しているため,ファイル名およびディレクトリ名に使用しないでください。これらの文字を使用したファイル名またはディレクトリ名を指定した場合,次のように解釈されます。
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Windowsではセミコロン(;)を含んだファイル名およびディレクトリ名の指定ができます。ただし,環境変数に関連づけるファイル名の区切りとして解釈するため,ファイル名およびディレクトリ名への使用は推奨できません。詳細は「4.5.6 ファイル名およびディレクトリ名」を参照してください。
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UNIXではダブルクォーテーション(")を含んだファイル名およびディレクトリ名の指定ができます。ただし,パラメタファイルでは引用符として解釈するため,ファイル名およびディレクトリ名への使用は推奨できません。詳細は「4.5.6 ファイル名およびディレクトリ名」を参照してください。
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UNIXではコロン(:)を含んだファイル名およびディレクトリ名の指定ができます。ただし,環境変数に関連づけるファイル名の区切りとして解釈するため,ファイル名およびディレクトリ名への使用は推奨できません。詳細は「4.5.6 ファイル名およびディレクトリ名」を参照してください。
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UNIXでは先頭にパーセント(%)を付けたファイル名を指定すると環境変数名と解釈し,「KBLS1622-E 入力ファイル名の指定が正しくありません。」で異常終了となります。
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イコール(=)を含んだファイル名を指定すると,オペランドと解釈されます。例えば,ファイル名に「abc=def」と指定すると,「KBLS1100-E 不正なパラメタが指定されました。」というメッセージが表示され,コマンドが異常終了します。メッセージが表示されたときの原因と対処方法の詳細は,「付録L メッセージ」を参照してください。
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ファイル名,およびディレクトリ名には漢字を指定できます。