4.5.6 ファイル名およびディレクトリ名
ダブルクォーテーション("),セミコロン(;),イコール(=),パーセント(%)およびコロン(:)は,exsortコマンドでは引用符,区切り,予約語,および環境変数名に使用しているため,ファイル名およびディレクトリ名に使用しないでください。これらの文字を使用したファイル名またはディレクトリ名を指定した場合,次のように解釈されます。
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ダブルクォーテーション(")を含んだファイル名を指定すると,「KBLS1100-E 不正なパラメタが指定されました。」というメッセージが表示され,コマンドが異常終了します。メッセージが表示されたときの原因と対処方法の詳細は,「付録L メッセージ」を参照してください。
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Windowsでセミコロンを含んだファイル名「abc;def」を環境変数に指定すると,「abc」と「def」の2個のファイル名と解釈されます。
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イコール(=)を含んだファイル名を指定すると,オペランドと解釈されます。例えば,「abc=def」と指定すると,「KBLS1100-E 不正なパラメタが指定されました。」というメッセージが表示され,コマンドが異常終了します。メッセージが表示されたときの原因と対処方法の詳細は,「付録L メッセージ」を参照してください。
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パーセント(%)で囲んだファイル名を指定すると,環境変数名と解釈されます。例えば,「%abc%」と指定すると,環境変数「abc」に関連づけられたファイル名を取得します。
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UNIXでコロンを含んだファイル名「ghi:jkl」を環境変数に指定すると,「ghi」と「jkl」の2個のファイル名と解釈します。