ソートマージ


1.11 出力レコードフォーマット機能(SORT EEの機能)【UNIX SORT EE(64) 09-00以降】

出力レコードフォーマット機能では,出力レコードのフォーマットを定義できます。

【指定できる項目】

フォーマットで指定できる項目を次の表に示します。

表1‒4 出力レコードフォーマット機能で指定できる項目

項目

挿入内容

(フィールド名)

fieldオペランドで指定されたフィールド名のフィールドのデータを挿入します。

()または(別名)

1レコードを挿入します。

(挿入データ)

指定されたデータを挿入します。

(計算式)

次のデータを挿入します。

  • 指定された計算式の結果

  • フィールドオペランドで指定されたフィールド名のフィールドのデータ(10進数項目)

  • 挿入データ(数値)

【出力レコードフォーマット機能例】

演算結果を含む出力レコードフォーマット機能例を次の図に示します。

図1‒13 演算結果を含む出力レコードフォーマット機能の例

[図データ]

【出力レコードフォーマット機能のパラメタ使用上の注意事項】
  1. 出力レコードフォーマット機能は,UNIXのexsort64(64ビット版SORT EE)コマンドだけ指定できます。Windowsのexsort64コマンド,またはexsort(32ビット版SORT EE)コマンドに指定した場合,KBLS1100-Eエラーとなります。

  2. 出力レコードフォーマット機能のformat,およびcsvformatオペランドは,exsortパラメタファイルで指定します。

    exsort64コマンドラインで指定した場合,KBLS1114-Eエラーとなります。

  3. 出力レコードフォーマット機能と次に示す機能は併用できません。

    ・ファイル分割機能

    ・ファイル連結機能

    ・ファイル編成変更機能

    ・簡易コピー機能

    ・レコード編集機能(reorg|csvreorg)

【出力レコードフォーマット機能で指定できるファイル編成】

出力レコードフォーマット機能は,ファイル編成が固定長順,テキスト,またはCSVの場合に指定できます。可変長順は指定できません。