ソートマージ
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(1) コマンドオプション
wnsort,wnmerge,wnselect,wnsumおよびwnsortexコマンドのコマンドオプションの移行内容を表20-18に示します。
(2) ファイル編成
wnsort,wnmerge,wnselect,wnsum,およびwnsortexコマンドの入力ファイル編成の移行内容を次の表に,出力ファイル編成の移行内容を表20-20に示します。
表20-19 入力ファイル編成の移行
入力ファイル編成 |
意味 |
exsortコマンド -inpfileパラメタ |
s |
固定長順編成ファイル |
fileorg=S |
v |
可変長順編成ファイル |
fileorg=V |
r |
固定長相対編成ファイル |
対応していません。 |
w |
可変長相対編成ファイル |
対応していません。 |
i |
固定長索引編成ファイル |
対応していません。※ |
x |
可変長索引編成ファイル |
対応していません。※ |
a |
テキストファイル |
fileorg=A |
- 注※
- SORT EEでは索引編成ファイルに対応していませんが,次の手順で扱うことができます。
- ISAMのユティリティisconvコマンド(ファイル変換)で順編成ファイルに変換します。
- exsortコマンドの入力ファイルに,変換した順編成ファイルを指定します。
|
表20-20 出力ファイル編成の移行
出力ファイル編成 |
意味 |
exsortコマンド -outfileパラメタ |
s |
固定長順編成ファイル |
fileorg=S |
v |
可変長順編成ファイル |
fileorg=V |
r |
固定長相対編成ファイル |
対応していません。 |
w |
可変長相対編成ファイル |
対応していません。 |
a |
テキストファイル |
fileorg=A |
(3) キー属性(wnsort,wnmerge,wnsum,wnsortexコマンド共通)
wnsort,wnmerge,wnsumおよびwnsortexコマンドのキー属性の移行内容を表20-21に示します。
- wnsort/wnmerge/wnsumコマンドのキー書式
/キー属性△+キー位置-キー長[△/キー属性△+キー位置-キー長…]
|
- wnsortexコマンドのソートキー書式(パラメタファイル指定)
sort_key=キー属性+キー位置-キー長[,キー属性+キー位置-キー長…]
|
- wnsortexコマンドの集約キー書式(パラメタファイル指定)
sum_key=キー属性+キー位置-キー長[,キー属性+キー位置-キー長…]
|
- exsortコマンドの-keyパラメタ書式
-key△[r]キー属性+キー位置-キー長[△[r]キー属性+キー位置-キー長…]
|
- キー属性にスラント(/)は付けません。
- [r]キー属性+キー位置-キー長はつなげて指定します。
- 複数のキーを指定する場合,1個以上の空白またはタブで区切って指定します。
- キー位置とキー長は,wnsort,wnmerge,wnsumおよびwnsortexコマンドの指定内容をそのまま転記します。
表20-21 キー属性の移行
キー属性※ |
意味 |
exsortコマンド -keyパラメタ |
/r |
指定なし:昇順ソート
指定あり:降順ソート |
rキー属性(例:/rc → rc) |
/j |
文字(JIS8単位コード) |
j |
/c |
文字 |
c |
/n |
符号付き固定小数点2進数 |
n |
/m |
符号なし2進数 |
m |
/p |
内部10進数 |
p |
/z |
外部10進数 |
z |
/x |
左符号付き外部10進数 |
x |
/s |
右分離符号付き外部10進数 |
s |
/t |
左分離符号付き外部10進数 |
t |
/f |
内部浮動小数点 |
f |
/e |
日付(英数字) |
g |
- 注※
- wnsortexコマンドの場合,キー属性にスラント(/)は付きません。
(4) 集約項目属性(wnsum,wnsortexコマンド共通)
wnsumおよびwnsortexコマンドの集約項目属性の移行内容を表20-22に示します。
- wnsumコマンドのキー書式
/a"集約項目属性△+項目位置-項目長[△集約項目属性△+項目位置-項目長…]"
|
- wnsortexコマンドのキー書式(パラメタファイル指定)
sum_field=集約項目属性+項目位置-項目長[,集約項目属性+項目位置-項目長…]
|
- exsortコマンドの-sumパラメタ書式
-sum△集約項目属性+項目位置-項目長[△集約項目属性+項目位置-項目長…]
|
- 集約項目属性+項目位置-項目長はつなげて指定します。
- 複数の項目を指定する場合,1個以上の空白またはタブで区切って指定します。
- wnsumおよびwnsortexコマンドの集約項目属性,項目位置および項目長の指定内容をそのまま転記します。
表20-22 集約項目属性の移行
集約項目属性 |
意味 |
exsortコマンド -sumパラメタ |
n |
符号付き固定小数点2進数 |
n |
m |
符号なし2進数 |
m |
p |
内部10進数 |
p |
z |
外部10進数 |
z |
x |
左符号付き外部10進数 |
x |
s |
右分離符号付き外部10進数 |
s |
t |
左分離符号付き外部10進数 |
t |
(5) 選択条件式の移行内容
wnselectおよびwnsortexコマンドの選択条件式の移行内容を表20-23に示します。
- wnselectコマンドの選択条件式
/sl"-比較項目属性△+項目位置-項目長△比較演算子△条件値
[△論理演算子△-比較項目属性△+項目位置-項目長△比較演算子△条件値…]"
|
- wnsortexコマンドの選択条件式(パラメタファイル指定)
select_exp=比較項目属性+項目位置-項目長△比較演算子△条件値
[△論理演算子△比較項目属性+項目位置-項目長△比較演算子△条件値…]
|
- exsortコマンドの選択条件式
-inpfile△{include|omit}="比較項目属性+項目位置-項目長△比較演算子△条件値
[△論理演算子△比較項目属性+項目位置-項目長△比較演算子△条件値…]"
|
- 項番2の比較項目属性のうち,日付だけ形式が異なります。
- 項番3〜7は,wnselectおよびwnsortexコマンドの指定値を,exsortコマンドのオペランド値としてそのまま転記します。
表20-23 選択条件式の移行
項番 |
wnselect,wnsortexコマンド |
意味 |
移行内容 |
1 |
コマンドオプション |
/u※ |
指定なし:条件を満たす入力レコードを選択 |
include= |
指定あり:条件を満たさない入力レコードを選択 |
omit= |
2 |
比較項目属性 |
j |
文字(JIS8単位コード) |
j |
c |
文字 |
c |
n |
符号付き固定小数点2進数 |
n |
m |
符号なし2進数 |
m |
p |
内部10進数 |
p |
z |
外部10進数 |
z |
x |
左符号付き外部10進数 |
x |
s |
右分離符号付き外部10進数 |
s |
t |
左分離符号付き外部10進数 |
t |
f |
内部浮動小数点 |
f |
e |
日付 |
g |
3 |
+項目位置 |
比較項目の開始バイト位置 |
+項目位置 |
4 |
-項目長 |
比較項目のバイト長 |
-項目長 |
5 |
比較演算子 |
= |
条件値と等しい値の入力レコードを選択 |
= |
!= |
条件値と異なる値の入力レコードを選択 |
!= |
> |
条件値より大きい値の入力レコードを選択 |
> |
>= |
条件値より大きいかまたは等しい値の入力レコードを選択 |
>= |
< |
条件値より小さい値の入力レコードを選択 |
< |
<= |
条件値より小さいかまたは等しい値の入力レコードを選択 |
<= |
6 |
条件値 |
c'文字条件値' |
文字属性の比較項目に対する条件値 |
C'文字条件値' |
n'数値条件値' |
数値属性の比較項目に対する条件値 |
N'数値条件値' |
d'日付条件値' |
日付属性の比較項目に対する条件値 |
D'日付条件値' |
x'16進条件値' |
文字または数値属性の比較項目に対する条件値 |
X'16進条件値' |
7 |
論理演算子 |
AND |
複数の条件式を論理積で結合する |
AND |
OR |
複数の条件式を論理和で結合する |
OR |
- 注※
- exsortコマンドには,「-u」オプション(wnsortexコマンドの場合はsort_opt=u)に相当するコマンドオプションはありません。
- 条件を満たさないレコード選択を指定する場合は,「omitオペランド」で指定します。
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