ソートマージ
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- 意味
- 出力ファイルのファイル編成を指定します。
- 形式
fileorg=organization-type
- CSVファイル以外は,入力ファイルのファイル編成と異なるファイル編成を指定できます。
- この指定は省略できます。指定を省略した場合は,入力ファイルと同じファイル編成を設定します。
- 指定値
- organization-typeに指定する値を次の表に示します。
指定値 |
意味 |
S |
固定長順編成ファイルを指定します。 |
V |
可変長順編成ファイルを指定します。 |
A |
テキストファイルを指定します。 |
C |
CSVファイルを指定します。 |
- 指定できる組み合わせを次の表に示します。
入力ファイル編成 |
出力ファイル編成 |
S |
V |
A |
C |
S |
○ |
○ |
○ |
− |
V |
○ |
○ |
○ |
− |
A |
○ |
○ |
○ |
− |
C |
− |
− |
− |
○ |
- (凡例)○:指定できます。
- −:指定できません。
- 注意事項
- 入力ファイルと異なるファイル編成をこのオペランドに指定する場合,同時にレコード編集機能(reorgオペランドまたは-reorgパラメタ)を指定できません。出力ファイルのファイル編成の変更と,レコード編集機能は背反です。どちらか一方しか指定できません。
- 固定長順編成ファイルの場合は,-outfile,-catout,または-splitoutパラメタのreclenオペランドに指定した出力レコード長にそろえて出力します。出力レコード長のそろえ方については,「5.10.3 reclenオペランド」の「表5-17 固定長順編成ファイルの出力レコードのそろえ方」を参照してください。
- 可変長順編成ファイル,テキストファイル,またはCSVファイルの場合は,-outfile,-catout,または-splitoutパラメタのreclenおよびminlenオペランドに指定した出力レコード長にそろえて出力します。出力レコード長のそろえ方については,「5.10.3 reclenオペランド」の「表5-18 固定長順編成ファイル以外の出力レコードのそろえ方」を参照してください。また,minlenオペランドについては,「5.10.4 minlenオペランド」を参照してください。
- 入力ファイルと出力ファイルのファイル編成が異なる場合,-outfile,-catout,または-splitoutパラメタのreclenおよびminlenオペランドが必要となる組み合わせがあります。組み合わせの詳細は,「5.10.3 reclenオペランド」の「表5-16 ファイル編成とreclen,minlenオペランドの関係」を参照してください。
- 入力ファイルと出力ファイルのファイル編成が同じ場合,レコード形式は変更しません。出力レコード長だけそろえます。入力ファイルと出力ファイルのファイル編成が異なる場合は,レコード形式を変更して出力します。ファイル編成の組み合わせを次の表に示します。
表5-15 ファイル編成の組み合わせ
ファイル編成 |
レコードヘッダ※3 |
出力レコード長のそろえ方 |
改行文字 |
入力 |
出力 |
S |
S※1 |
− |
△ |
− |
V |
付加 |
○ |
− |
A※2 |
− |
△ |
付加※4 |
V |
S |
削除 |
○ |
− |
V※1 |
− |
△ |
− |
A※2 |
削除 |
△ |
付加※4 |
A |
S |
− |
○ |
削除 |
V |
付加 |
○ |
削除 |
A※1 |
− |
△ |
変更※5 |
C |
C※1 |
− |
△ |
変更※5 |
- (凡例)
- −:レコード出力時の変更なし。
- ○:-outfile,-catout,または-splitoutパラメタのreclenとminlenオペランドに指定したレコード長にそろえます。
- △:-outfile,-catout,または-splitoutパラメタのreclenまたはminlenオペランドの指定がある場合だけレコード長にそろえます。
- 注※1
- 入力ファイルと出力ファイルのファイル編成が同じ場合,レコード形式は変更されず,レコード長だけそろえます。
- 注※2
- 固定長順または可変長順編成ファイルをテキストファイルに変換する場合,レコードデータ中に改行文字が含まれていても,その改行文字は削除されません。この場合,出力ファイルのレコード件数が実際に処理したレコード件数よりも多くなるので注意してください。
- 【例】
![[図データ]](FIGURE/ZX041400.GIF)
- 注※3
- -cmdoptパラメタのOUTBIGまたはOUTLTLオプションを指定している場合,レコードヘッダに格納されているレコード長を,指定したバイトオーダーに変更して出力します。
- 注※4
- 出力ファイルの改行文字を指定している場合,指定された改行文字を付加して出力します。出力ファイルの改行文字の指定がない場合は,LFを付加して出力します。出力ファイルの改行文字の詳細については,「5.10.5 recsepaオペランド」を参照してください。
- 注※5
- 出力ファイルの改行文字を指定している場合,指定された改行文字に変更して出力します。出力ファイルの改行文字の指定がない場合は,入力時の改行文字を変更しないで出力します。出力ファイルの改行文字の詳細については,「5.10.5 recsepaオペランド」を参照してください。
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