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5.10.3 reclenオペランド

意味
出力レコード長を指定します。可変長順,テキスト,またはCSVファイルの場合は最大レコード長を指定します。

形式
reclen=record-length
  • レコード編集(-reorgパラメタ,reorgオペランド)の指定があり,かつ出力ファイルのファイル編成が固定長順または可変長順の場合,このオペランドは必須です(入力レコードと出力レコードのレコード長が変わらなくても必要です)。出力ファイルのファイル編成とreclen,minlenオペランドの関係を次の表に示します。
    出力ファイルのファイル編成 オペランド
    reclen minlen
    固定長順編成ファイル ×
    可変長順編成ファイル
    テキストファイル
    CSVファイル

    (凡例)
    ○:必須
    ×:指定できない
    △:指定できる(レコード編集後のレコード長を指定)

    注※
    minlenオペランドの詳細については,「5.10.4 minlenオペランド」を参照してください。
     

  • 入力ファイルと出力ファイルのファイル編成が異なり,かつ出力ファイルのファイル編成が固定長順または可変長順の場合,reclenオペランドは必須です(入力レコードと出力レコード長が変わらなくても必要です)。入力ファイル,出力ファイルのファイル編成とreclen,minlenオペランドの関係を次の表に示します。

    表5-16 ファイル編成とreclen,minlenオペランドの関係

    入力ファイルのファイル編成 出力ファイルのファイル編成 オペランド
    reclen minlen
    固定長順編成 固定長順編成 ×
    可変長順編成
    テキスト
    可変長順編成 固定長順編成 ×
    可変長順編成
    テキスト
    テキスト 固定長順編成 ×
    可変長順編成
    テキスト
    CSV CSV

    (凡例)
    ○:必須
    ×:指定できない
    △:指定できる(指定したレコード長にそろえて出力します)

    注※
    minlenオペランドの詳細については,「5.10.4 minlenオペランド」を参照してください。

指定値
record-length
  • 出力レコード長を,5桁以内の数字で指定します。
    出力ファイル編成 指定できる範囲
    固定長順編成ファイル 1〜65,535
    可変長順編成ファイル 1〜65,535
    テキストファイル 1〜65,535
    CSVファイル 0〜65,535
  • 可変長順編成ファイルの場合,reclenオペランドの指定値を最大レコード長にします。
注※
  • codetypeオペランドに指定した入力データのエンコードの種別によって,改行文字の長さと最大レコード長が異なります。codetypeオペランドについては,「5.8.13 codetypeオペランド」を参照してください。
    エンコード
    種別
    改行文字のコード テキスト・CSVファイルの最大レコード長
    CR LF 改行文字がLFの場合 改行文字がCRLFの場合
    ASCII 0x0d 0x0a 65,535 65,534
    SJIS
    EUC-JP
    EUC-HJ
    UTF-8
    UCS-2LE 0x0d00 0x0a00 65,534 65,532
    UTF-16LE
    UCS-2BE 0x000d 0x000a
    UTF-16BE
    UCS-4LE 0x0d000000 0x0a000000 65,532 65,528
    UTF-32LE
    UCS-4BE 0x0000000d 0x0000000a
    UTF-32BE
  • 入力データのエンコードが「UCS-2LE」,「UCS-2BE」,「UTF-16LE」または「UTF-16BE」の場合,レコード長は2の倍数でなければなりません。
  • 入力データのエンコードが「UCS-4LE」,「UCS-4BE」,「UTF-32LE」または「UTF-32BE」の場合,レコード長は4の倍数でなければなりません。

注意事項
(a) レコード編集機能を指定している場合の注意事項
(b) レコード編集機能を指定していない場合の注意事項