5.3.2 印刷データ転送
バッチジョブ実行システムは,ジョブ実行時に共用ファイル経由でプリントサーバに印刷データを転送する。
(1) バッチジョブ実行システムの設定
バッチジョブ実行システムでの設定について次に示す。
(a) 設定ファイル(bjex.conf)
出力クラスごとの転送先についての情報を設定する。
設定ファイルの設定例を次に示す。
<SysoutClass クラス名> : PRTCNTL スプールジョブ管理ファイル転送先ディレクトリ名 PRTDATA SYSOUTデータファイル転送先ディレクトリ名 : </SysoutClass>
設定ファイルの指定例を次に示す。
<SysoutClass A> : PRTCNTL \\PRTSERVER1\PDE\prtcntl PRTDATA \\PRTSERVER1\PDE\prtdata : </SysoutClass>
(b) ジョブ定義XMLファイル
DD要素のSYSOUT属性で,出力クラスを設定する。ジョブ定義XMLファイルの設定例を次に示す。
: <DD NAME="SYSPRINT" TYPE="SYSOUT" SYSOUT="A" /> :
(2) Prinfina MANAGER SPおよびPDEの設定
Prinfina MANAGER SPおよびPDEの設定について次に示す。
(a) バッチジョブ実行システムとPrinfina MANAGER SPおよびPDEとの連携
バッチジョブ実行システムから出力クラス情報に従った転送先にスプールジョブ管理ファイルとSYSOUTデータファイルを転送する。
Prinfina MANAGER SPおよびPDEは,スプールジョブ管理ファイルの受信を監視することで,印刷ジョブの受信を完了したと判断し,印刷処理を開始する。また,Prinfina MANAGER SPおよびPDEの監視ディレクトリの設定で,バッチジョブ実行システムの設定ファイルのPRTCNTLで指定したスプールジョブ管理ファイル転送先ディレクトリを設定しておく必要がある。
(b) 転送のための準備
バッチジョブ実行システムからSYSOUTデータファイルを転送するために,Prinfina MANAGER SPおよびPDEでは次に示す準備が必要である。
詳細については,マニュアル「PRINT DATA EXCHANGE for Open」,「PRINT DATA EXCHANGE - Form Designer」,またはPrinfina MANAGER SPおよびPDEのドキュメントを参照のこと。
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ディレクトリの作成
バッチジョブ実行システムの設定ファイル(bjex.conf)の出力クラスごとに指定する,スプールジョブ管理ファイルとSYSOUTデータファイルの転送先ディレクトリをそれぞれ作成する。これらのディレクトリは共有ディレクトリにする。
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ディレクトリアクセス権の設定
バッチジョブ実行システムから書き込みができるようにバッチジョブを実行する全ユーザに対して書き込み可能な権限を設定する。
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プリンタ制御情報の準備
PDE-Form Designerを使用してプリンタ制御情報を作成する。なお,PRINT DATA EXCHANGE - Form DesignerはWindowsで動作する。
- PCでの制御イメージ作成の作業を次に示す。
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・書式を作成および修正して書式オーバレイイメージを生成
・FCBイメージを作成および修正
・デフォルト機能キャラクタイメージを作成および修正
・プリントサーバへ転送