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uCosminexus Batch Job Execution Server 使用の手引(Windows(R)用)


3.17.2 ジョブコントローラから実行されるプログラムに設定される環境変数

ジョブコントローラからジョブステップを実行した場合に受け取ることのできる環境変数を次の表に示す。環境変数名は,大文字・小文字を区別しない。

表3‒57 ジョブコントローラからジョブステップを実行した場合に受け取ることのできる環境変数

環境変数名

内容

BJEX_DIR_で始まる名称

設定ファイルに記述されたパス名。

BJEX_JOB_NAME

JOB要素のNAME属性に指定したジョブ名。

BJEX_JOBID

ジョブ識別子(6桁固定(000001〜999999)の10進数の値)。

BJEX_STEP_NAME

STEP要素のNAME属性に指定したジョブステップ名。

NAME属性の指定を省略した場合は環境変数自体が設定されない。

CBLPDEFTYPE_DD名※12

PDEファイル形式1を使用するかファイル形式2を使用するかが設定される。

CBLPDERECFM_DD名※12

PDEファイル形式2の場合のプリンタ制御文字が設定される。

CBLPDETRUNC_DD名※12

PDEファイル形式2の場合に各レコードの後部にある半角空白をファイル出力するかどうかが設定される。

CBLDISP_DD名※2※3

COBOL2002で作成したアプリケーションプログラムのOUTPUT指定のOPEN文で順ファイルを開くとき,ファイルを上書きで開くか,追加書きで開くかが設定される。

CBL_で始まる名称2

LANG="COBOL"の指定があるステップ内のDD要素のパス名。

LANG="COBOL"の指定があるステップ内のDD要素のNAME属性名称の環境変数があり,DSN属性が環境変数の値となる。

DDN_で始まる名称2

LANG="COBOL"の指定がないステップ内のDD要素のパス名。

LANG="COBOL"の指定がないステップ内のDD要素のNAME属性名称の環境変数があり,DSN属性が環境変数の値となる。

JP1が設定する環境変数

内容については,JP1のマニュアルを参照のこと。

PATH

DD要素でTYPE="LIB"を指定したときのDSN属性に指定したディレクトリのパス名を追加。

RENAME属性で指定した名称2

RENAME属性を指定したDD要素のパス名。

任意

SETENV要素で定義した環境変数。

注※1 詳細は,マニュアル「PRINT DATA EXCHANGE for Open」を参照のこと。

注※2 ジョブステップ開始時に設定され,ジョブステップ終了時に削除される。

注※3 詳細は,「COBOL2002 マイグレーションライブラリ」の取扱説明書「マイグレーション支援機能」を参照のこと。

注意事項

ジョブコントローラは,ジョブステップと連携した機能を実現するために,環境変数名がBJEXから始まる環境変数をジョブステップに設定している。そのため,SETENV要素やOSの実行環境などで,環境変数名がBJEXから始まる環境変数は設定しないこと。