3.9.7 PDEファイル形式
PDEで扱うファイルの形式として,次に示す「PDEファイル形式1」と「PDEファイル形式2」がある。
ファイル形式 |
説明 |
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PDEファイル形式1 |
テキストファイルなどの任意のファイル形式。 |
PDEファイル形式2 |
COBOL2002でPDEによる書式,行制御印刷を行うファイル形式。 |
PDEファイル形式2は,PDEとCOBOL2002とが連携することでVOS3の帳票印刷からの高い移行性を実現するデータ形式であり,PDEによる書式,行制御印刷を行うときに使用するファイル形式である。詳細については,マニュアル「PRINT DATA EXCHANGE for Open」,および「COBOL2002 マイグレーションライブラリ」の取扱説明書を参照のこと。
バッチジョブ実行システムでPDEファイル形式2のSYSOUTデータファイルを作成する場合,次に示すどちらかの方法で指定する。
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設定ファイルでSysoutClassパラメータのFTYPEオペランドおよびRECFMオペランドを指定する。
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SYSOUTデータファイルを定義するジョブ定義XMLファイルのDD要素のFTYPE属性およびRECFM属性で指定する。
ジョブ定義XMLファイルに属性が指定されていない場合,SysoutClassパラメータで指定した値がデフォルト値として使用される。ジョブ定義XMLファイルに属性が指定されている場合,その属性が優先的に使用される。
また,SysoutClassパラメータのTRUNCオペランドを使用することで,PDEファイル形式2のSYSOUTデータファイル作成時に行末の空白を削除する指定ができる。これによって,SYSOUTデータファイルのファイルサイズを小さくできる。
SysoutClassパラメータの各オペランドの詳細については「8. 設定ファイル」の「SysoutClass(出力クラスの属性値定義)」を,各XML属性の詳細については「9. ジョブ定義XMLファイル」の「DD要素(ファイルの定義)」を参照のこと。