1.3.2 ファイルシステム
バッチジョブを実行する場合に,ファイルは信頼性の高いファイルシステムを使用する必要がある。バッチジョブ実行システムを実行する環境ではNTFSを使用すること。
バッチジョブ実行システムではFAT32はサポートしない。
また,バッチジョブ実行システムは,ネットワーク上のファイルシステムに配置できるファイルが限られている。ネットワーク上のファイルシステムに配置できるファイルおよび指定できる設定ファイル中のパラメータを次に示す。また,別サーバから同じファイルまたはディレクトリを共用できるかを示す。
- (凡例)
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設置可否
○:設置または指定できる
△:設置または指定できるが推奨しない
×:設置または指定できない
共用可否
○:複数のバッチジョブ実行システムで共用できる
×:複数のバッチジョブ実行システムで共用できない
注※ 恒久ファイル,世代ファイルをネットワーク上のファイルシステムに設置する場合,次の注意事項がある。
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バッチジョブ実行システムの排他制御機能は別サーバ間では有効にならないため別サーバで同じファイルにアクセスする場合,注意が必要である
ファイル名には,ネットワークドライブ名から始まるパスではなく,「\\コンピュータ名\共有フォルダ\ファイル名」のようにコンピュータ名から始まるパスを指定してください。ネットワークドライブは,ユーザがWindowsにログオンしたあとに再接続されるため,Windowsにログオンしていない場合には,ファイルのパス名を正しく認識できない場合があります。