トランザクショナル分散オブジェクト基盤 TPBroker 運用ガイド
ディスク複製インストール後,次の設定を行ってください。
次の表に示す環境変数を確認し,値を再設定してください。
表7-1 環境変数の一覧(JP1/ServerConductor/Deployment Manager)
項番 | 環境変数名 | 設定内容 |
---|---|---|
1 | OSAGENT_PORT | マスタコンピュータとORBのドメインが異なる場合,ドメインを構成するポート番号を指定します。 |
2 | OSAGENT_CLIENT_HANDLER_PORT | 複製先コンピュータの環境に合わせます。 |
3 | OSAGENT_ADDR | 複製先コンピュータの環境に合わせます。 |
ORB機能,およびADM機能に設定されている定義を確認し,値を再設定してください。
ORB機能に関する定義ファイル,およびプロパティを確認し,値を再設定してください。
再設定する定義ファイルを次の表に示します。
表7-2 定義ファイルの設定の一覧
項番 | 定義ファイル | ファイルの格納場所 | 設定内容 |
---|---|---|---|
1 | agentaddrファイル | 次のどちらかです。
|
複製先コンピュータの連携先のosagentのIPアドレスに合わせます。 |
2 | localaddrファイル | 次のどちらかです。
|
複製先コンピュータの環境(自IPアドレス)に合わせます。 |
3 | htc.clienthandleraddrファイル | 次のどちらかです。
|
複製先コンピュータの環境(自IPアドレス)に合わせます。 |
再設定するプロパティを次の表に示します。
なお,プロパティvbroker.orb.propStorage(ORBpropStorage)で指定した定義ファイルに次の表に示すプロパティが指定されている場合は,定義ファイルの内容も変更する必要があります。
表7-3 プロパティの設定の一覧
項番 | オプション | 設定内容 |
---|---|---|
1 | vbroker.se.<xxx>.host※1 | 複製先コンピュータの自IPアドレスを指定します。 |
2 | vbroker.se.<xxx>.proxyHost※1 | 複製先コンピュータで解決できるIPアドレスを指定します。 |
3 | vbroker.se.<xxx>x.scm.<yyy>.listener.port※1,※2 | 複製先コンピュータの自ポート番号を指定します。 |
4 | vbroker.agent.addr | 複製先コンピュータから接続するosagentのIPアドレスを指定します。 |
5 | vbroker.agent.port | マスタコンピュータとORBのドメインが異なる場合,ドメインを構成するポート番号を指定します。 |
OTS機能,およびADM機能を使用している場合は,システム環境定義を設定します。
コマンドの実行例を次に示します。
表7-4 システム環境定義の設定
項番 | システム環境定義 | 設定内容 |
---|---|---|
1 | /OTS/completion_process_ipaddr_info | 複製先コンピュータ上の決着デーモンが使用するホスト名に変更します。 |
2 | /OTS/set_ipaddr_info | 複製先コンピュータ上のOTSのデーモンが使用するホスト名に変更します。 |
ADM機能を使用している場合は,ADM機能の設定をします。
コマンドの実行例を次に示します。
ADM機能を使用する場合は,ADM機能のサービスを開始します。この手順は,Windowsだけ必要です。
コマンドの実行例を次に示します。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2007, Hitachi, Ltd.