トランザクショナル分散オブジェクト基盤 TPBroker 運用ガイド

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7.2.2 マスタコンピュータのセットアップ

JP1/ServerConductor/Deployment Managerで,TPBrokerを含むOSをディスク複製する場合,次に示す手順に従ってください。

<この項の構成>
(1) OTS機能の停止
(2) TPBrokerのシステム環境定義のバックアップ
(3) ADM機能のアンセットアップ
(4) TPBrokerのアンセットアップ
(5) ステータスファイルの削除
(6) ログ・トレースの削除

(1) OTS機能の停止

OTS機能を使用している場合は,OTS機能を正常停止します。

コマンドの実行例を次に示します。

  1. OTS機能を正常停止します。
    次のコマンドを実行します。
    • ADM機能と連携している場合
      admstopprc -i 0001
    • ADM機能と連携していない場合
      tsstop

Cosminexus TPBrokerで,J2EEサーバ上でインプロセストランザクションサービスを使用している場合は,J2EEサーバの停止方法に従って,正常停止してください。

(2) TPBrokerのシステム環境定義のバックアップ

次の機能を使用している場合は,TPBrokerのシステム環境定義のバックアップを取得します。

コマンドの実行例を次に示します。

  1. TPBrokerの定義のバックアップを取得します。
    tslsconf > tslsconf.log

(3) ADM機能のアンセットアップ

ADM機能を使用している場合は,ADM機能をアンセットアップします。

コマンドの実行例を次に示します。

Windows
  1. TPBrokerのサービスを停止します。
    net stop TPBroker
  2. TPBrokerのAD M機能をアンセットアップします。
    admsetup -d

Linux
  1. システム環境定義の開始モードの値に,"MANUAL"を設定します。
    tsdefvalue /ADM set_conf_mode -s "MANUAL"
  2. TPBrokerを正常停止します。
    admstop
  3. TPBrokerのADM機能をアンセットアップします。
    admsetup -d

(4) TPBrokerのアンセットアップ

次の機能を使用している場合は,TPBrokerをアンセットアップします。

コマンドの実行例を次に示します。

  1. TPBrokerをアンセットアップします。
    tssetup -d

(5) ステータスファイルの削除

Cosminexus TPBrokerで,J2EEサーバ上でインプロセストランザクションサービスを使用している場合,次に示すJ2EEサーバのプロパティで,指定されているディレクトリを削除します。

(6) ログ・トレースの削除

次に示すディレクトリ以下のファイルをすべて削除します。

Windows
  • <TPBrokerのインストール先ディレクトリ>\log
  • <TPBrokerのインストール先ディレクトリ>\log\mdltrc
  • <TPBrokerのインストール先ディレクトリ>\log\comtrc
  • <TPBrokerのインストール先ディレクトリ>\log\stktrc
  • <TPBrokerのインストール先ディレクトリ>\logj
  • <TPBrokerのインストール先ディレクトリ>\logj\mdltrc
  • <TPBrokerのインストール先ディレクトリ>\logj\comtrc
  • <TPBrokerのインストール先ディレクトリ>\logj\namelog
  • %VBROKER_ADM%\..\log
  • %VBROKER_ADM%\..\log\mdltrc
  • %VBROKER_ADM%\..\log\comtrc
  • %VBROKER_ADM%\..\log\stktrc
  • %VBROKER_ADM%\..\logj
  • %VBROKER_ADM%\..\logj\mdltrc
  • %VBROKER_ADM%\..\logj\comtrc
  • %VBROKER_ADM%\..\logj\namelog
  • %HVI_TRACEPATH%
  • %HVI_TRACEPATH%\mdltrc
  • %HVI_TRACEPATH%\comtrc
  • %HVI_TRACEPATH%\stktrc
  • %HVI_TRACEPATH%\namelog
  • <TPBrokerのインストール先ドライブ>\vbroker\log
  • %OSAGENT_LOG_DIR%

Linux
  • <TPBrokerのインストール先ディレクトリ>/log
  • <TPBrokerのインストール先ディレクトリ>/log/mdltrc
  • <TPBrokerのインストール先ディレクトリ>/log/comtrc
  • <TPBrokerのインストール先ディレクトリ>/log/hgttrc
  • <TPBrokerのインストール先ディレクトリ>/logj
  • <TPBrokerのインストール先ディレクトリ>/logj/mdltrc
  • <TPBrokerのインストール先ディレクトリ>/logj/comtrc
  • <TPBrokerのインストール先ディレクトリ>/logj/namelog
  • $VBROKER_ADM/../log
  • $VBROKER_ADM/../log/mdltrc
  • $VBROKER_ADM/../log/comtrc
  • $VBROKER_ADM/../log/hgttrc
  • $VBROKER_ADM/../logj
  • $VBROKER_ADM/../logj/mdltrc
  • $VBROKER_ADM/../logj/comtrc
  • $VBROKER_ADM/hgtfifo
  • $VBROKER_ADM/../logj/namelog
  • $HVI_TRACEPATH
  • $HVI_TRACEPATH/mdltrc
  • $HVI_TRACEPATH/comtrc
  • $HVI_TRACEPATH/hgttrc
  • $HVI_TRACEPATH/namelog

Windowsの場合,次に示すディレクトリを削除します。

%VBROKER_ADM%\log