トランザクショナル分散オブジェクト基盤 TPBroker 運用ガイド

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6.4.4 待機系でのTPBrokerの移行(HACMP)

TPBrokerのバージョンアップなどで,TPBrokerが動作していない系のTPBrokerを入れ替える手順について説明します。

TPBrokerを入れ替えるには,OTS機能を正常停止させる必要があります。次の手順に従ってください。

  1. OTS機能を停止します。
    -iオプションを指定してadmstopprcコマンドを実行することで,OTS機能を正常停止させます。
  2. 計画的に系を切り替えます。
    切り替えた先の系でOTS機能を起動してもかまいません。
  3. ADM機能をアンセットアップします。
  4. TPBrokerを入れ替えます。
  5. OTS機能で使用するリソースマネージャを登録します。
    コマンドの実行例を示します。
    tslnkrm -nlm
    -fオプションは指定しないでください。
  6. ADM機能をセットアップします。
  7. 計画的に系を切り替えます
    セットアップした環境に戻します。
  8. OTS機能を開始します。
    同様にすべての系のTPBrokerを入れ替え,すべての系のTPBrokerのバージョンを同一にしてください。