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uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow BPMN連携機能 使用の手引


付録C.1 ビジネスプロセスモニタの表示

ビジネスプロセスモニタの表示例

ビジネスプロセスモニタには,ビジネスプロセス定義(XML)から生成したBPMNのプロセス図と,案件のステータス情報が表示されます。

ビジネスプロセスモニタの例を次に示します。

図C‒1 ビジネスプロセスモニタの例

[図データ]

ビジネスプロセス定義ファイルの内容を基に,BPMNのプロセス図がビジネスプロセスモニタに表示されます。ビジネスプロセス定義に未サポートの要素が含まれる場合は,エラーが表示されます。サポートしているBPMN要素については,「1.3.1 BPMN連携機能で使用できるBPMN要素」を参照してください。

案件のステータス情報は,RESTサービスを介して取得され,ビジネスプロセスモニタに表示されます。

ビジネスプロセスモニタに表示されるステータス情報

ビジネスプロセスモニタに表示されるステータス情報の一覧を次の表に示します。

表C‒1 ビジネスプロセスモニタに表示されるステータス情報

項番

ステータス情報(英語)

ステータス情報(日本語)

説明

1

Name

名前

アドホック・サブプロセス,タスク,またはイベントの名前です。

2

Status

状態

詳細については,マニュアルuCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow AP開発ガイドの「付録B.1(5) 作業属性」を参照してください。

3

Participant

作業者

4

Creation Date

発生日時

5

End Date

終了日時

6

Identifier

ref識別子

次に示すどれかの値を表示します。

  • operationRef

  • messageRef

  • errorRef

マルチインスタンスの場合のステータス情報の表示例

マルチインスタンスの場合,BPMN要素のステータスは,インスタンスごとの状態が表示されます。表示例を次に示します。

図C‒2 マルチインスタンスの場合のステータス情報の表示例

[図データ]

マルチインスタンスの場合,ステータスメッセージは"*****"と表示されます。

マルチインスタンスの場合の注意事項

注意事項1

展開されたサブプロセス(マルチインスタンス)の場合,遷移していないインスタンスのステータスは表示されません。そのため,次に示す表示例のように,"{}"内に表示されるマルチインスタンスインデクスの値が連番にならない場合があります。

図C‒3 サブプロセス(マルチインスタンス)の場合のステータス情報の表示例

[図データ]

注意事項2

ステータスを取得した結果,"{}"内に表示されるマルチインスタンスインデクスの値が同一のインスタンスを複数取得した場合,マルチインスタンスではないBPMN要素と同様に,発生日時がいちばん新しいフローノードの状態が表示されます。そのため,複数回実行するマルチインスタンスの場合のBPMN要素については,次に示す表示例のように,BPMN要素の状態が前後することがあります。

図C‒4 繰り返し実行時のステータス情報の表示例

[図データ]

また,マルチインスタンスのBPMN要素を複数回実行するビジネスプロセスの場合,次に示す表示例のように,生成したタイミングが異なるインスタンスが混ざって表示されることがあります。

図C‒5 複数回実行時のステータス情報の表示例

[図データ]

注意事項3

実行回数が0回であるマルチインスタンスのBPMN要素では,ステータスが表示されません。

注意事項4

インスタンスの状態は,最大で50件まで表示されます。インスタンスが51件以上ある場合,末尾に「...」(半角ピリオド3個)が表示されます。51件目以降の状態を確認する場合は,ビジネスプロセスオペレータを使用してください。

注意事項5

BPMN要素の位置,ブラウザのサイズ,またはズーム倍率によっては,表示項目がすべては表示できない場合があります。その場合は,ブラウザのサイズ変更やズームアウトをするか,またはビジネスプロセスオペレータを使用して確認してください。