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uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow BPMN連携機能 使用の手引


6.4.2 アプリケーション呼び出しの設定例

アプリケーション呼び出し情報ファイルの記述例,およびアプリケーション呼び出し制御情報の設定例を示します。

〈この項の構成〉

(1) アプリケーション呼び出し情報ファイルの記述例

アプリケーション呼び出し情報ファイルの記述例を示します。この例でのref識別子の値は,「ope1」とします。

type=REST
rest.request.url=http://localhost/CSPWCOMockApp/parts/order
rest.request.method=POST
rest.request.header.filepath=/home/csciw/ope1header.properties
rest.request.body.key.offset=0
rest.response.pi.$Sschedule=rest.response.body.key.schedule

アプリケーション呼び出し情報ファイルのファイルパスは,「<BpmnCallInformationFileDirプロパティの指定値>/ope/ope1.properties」です。

なお,アプリケーション呼び出し情報ファイルのrest.request.header.filepathプロパティで設定しているHTTPヘッダファイルの記述例は,次のとおりです。

Content-type: application/xml;charset=UTF-8

(2) アプリケーション呼び出し制御情報の設定例

この例では,operationRefの値がope1のサービスタスクに対して,アプリケーション呼び出し制御情報を設定します。

ヒント

アプリケーション呼び出し制御情報は,環境構築時のデフォルトの動作でも問題ない場合,設定は不要です。環境構築時のデフォルトの動作とは,ref識別子共通設定のデフォルト値での動作のことです。

アプリケーション呼び出し制御情報およびref識別子共通設定については,マニュアルuCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow コマンドの「ciwmngap(アプリケーション呼び出し制御情報の管理)」を参照してください。

この例でのアプリケーション呼び出し制御情報に設定する値,およびciwmngapコマンドを使用したアプリケーション呼び出し制御情報の設定例を次に示します。

■アプリケーション呼び出し制御情報に設定する値

  • BPMN要素:サービスタスク

  • ref識別子:ope1

  • 実行間隔:180(単位:秒)

  • リトライ間隔:900(単位:秒)

  • リトライ回数:0(単位:回)

  • 最大作業件数:10000(単位:件)

  • 障害復旧間隔:1500(単位:秒)

■アプリケーション呼び出し制御情報の設定例

  1. アプリケーション呼び出し制御情報ファイルの作成

    アプリケーション呼び出し制御情報を更新するための入力用ファイルである,アプリケーション呼び出し制御情報ファイルを作成します。

    次に示すアプリケーション呼び出し制御情報ファイルの記入例では,「■アプリケーション呼び出し制御情報に設定する値」で示した各値を記入しています。

    アプリケーション呼び出し制御情報ファイルの記入例
    #UPDATEOPTION,REFTYPE,REF,EXECUTEINTERVAL,RETRYINTERVAL,RETRYCOUNT,WORKITEMMAX,RECOVERYTIME
    U,ope,ope1,180,900,0,10000,1500
  2. ciwmngapコマンドの実行

    作成したアプリケーション呼び出し制御情報ファイルの内容を適用するために,アプリケーション呼び出し制御情報ファイルのファイルパスを指定したciwmngapコマンドを実行します。

    ciwmngapコマンドの指定形式
    ciwmngap -sid <システムID> -chg –apdf <アプリケーション呼び出し制御情報ファイルのファイルパス>
ヒント

アプリケーション呼び出し制御情報ファイルおよびciwmngapコマンドについては,マニュアルuCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow コマンドの「ciwmngap(アプリケーション呼び出し制御情報の管理)」を参照してください。