4.3.2 CSCIW-Definerとして使用するための設定
インストールしたuCosminexus Business Process DeveloperをCSCIW-Definerとして使用するには,CSCIW-Definer用のプラグイン(インストール先のpluginsDefinerディレクトリ)をEclipseへ組み込む必要があります。
CSCIW-Definerとして使用するための設定手順を次に示します。
作業の前にEclipseを停止してください。
- メモ
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CSCIW 02-30以前をお使いの場合
この項で説明する設定手順は,CSCIW 02-30以前の場合とは異なります。対応するバージョンのマニュアルをご確認ください。
(1) eclipse.iniのバックアップの作成
次のファイルをコピーして,任意の場所に退避してください。退避したファイルは,CSCIW-DefinerをEclipseから削除する際,またはCSCIW-Definerのバージョンアップの際に使用します。
<Eclipseのインストールディレクトリ>\eclipse.ini
(2) eclipse.iniの編集
eclipse.iniの編集方法を次に示します。
eclipse.iniの先頭行に次の記述を追加してください。
-vm <Cosminexusのインストールディレクトリ>\jdk\bin\javaw.exe
(3) Eclipseへの組み込み
CSCIW-Definer用のプラグインをEclipseへ組み込む方法を次に示します。
uCosminexus Business Process Developerのインストール先が,管理者だけに更新権限が与えられているフォルダ(「C:\Program Files」など)の場合,プラグインを組み込んだEclipseは,Windowsの管理者特権モードで起動してください。
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linkファイルを組み込む
CSCIW-Definerのインストーラーが生成したjp.co.Hitachi.soft.csciw.linkファイルを組み込みます。
jp.co.Hitachi.soft.csciw.linkファイルの格納パスは次のとおりです。
<uCosminexus Business Process Developerインストールディレクトリ>\pluginsDefiner
jp.co.Hitachi.soft.csciw.linkファイルを次のパスに格納してください。
<Eclipseのインストールディレクトリ>\dropins
- 重要
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uCosminexus Business Process Developerのインストールディレクトリに2バイト文字が含まれる場合は,プラグインがEclipseに正しく組み込まれません。
詳細については,「4.2.2 uCosminexus Business Process Developerのインストール」の手順5を参照してください。
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Eclipseを起動する
CSCIW-Definerの設定を有効にするため,Eclipseを起動してください。構成変更があるため,起動に時間がかかる場合があります。
これで,Eclipseへの組み込みは終了です。
プラグインがEclipseに正しく組み込まれているかどうかを確認してください。確認方法を次に示します。
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メニューから[ウィンドウ]−[設定]を選択する
[設定]ダイアログが表示されます。
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[設定]ダイアログのツリービュー(左ペイン)から[CSCIW-Definer]を選択する
右ペインにCSCIW-Definerの設定ページが表示されていることを確認してください。CSCIW-Definerの設定ページが表示されれば,プラグインはEclipseに正しく組み込まれています。CSCIW-Definerの設定ページが表示されない場合は,Eclipseを再起動したあと,再度確認して操作してください。
(4) 設定ページで項目を設定する
CSCIW-Definer用のプラグインのEclipseへの組み込みが完了したら,設定ページでCSCIW-Definerの動作環境を設定します。CSCIW-Definerの動作環境の設定方法を次に示します。
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メニューから[ウィンドウ]−[設定]を選択する
[設定]ダイアログが表示されます。
-
[設定]ダイアログのツリービュー(左ペイン)から[CSCIW-Definer]を選択する
右ペインにCSCIW-Definerの設定ページが表示されます。
設定ページは3種類あります。設定ページで表示する画面については,「6.2.4(1) [設定]サブメニュー」を参照してください。
各ページで設定する内容を次の表に示します。
表4‒1 設定ページでの各ページで設定する内容 名称
設定内容
[CSCIW-Definer]ページ
CSCIW-Definerで使用する文字コードと遷移図に表示する情報を設定します。
- 文字コード
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ビジネスプロセス定義のチェック時,および定義の保存時に使用する文字コードを設定します。なお,設定する文字コードは,ワーク管理データベースで使用する文字コードと同じにします。
- ビジネスプロセス遷移図
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次の遷移図の作業定義名をタイトルに表示するか,表示しないかを設定します。
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ビジネスプロセス遷移エディタに描画する遷移図
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印刷時に出力される遷移図
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[接続先]ページ
CSCIWManagementServerに接続するために次の情報を設定します。
- ホスト名
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CSCIWManagementServerが属するアプリケーションサーバのホスト名(またはIPアドレス)を指定します。
- ポート番号
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CSCIWManagementServerが属するアプリケーションサーバのHTTP通信またはHTTPS通信の受付ポート番号を指定します。
- プロトコル
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CSCIWManagementServerに接続するためのプロトコルとしてHTTPSを使用するか,使用しないかを指定します。
HTTPSを使用する指定をした場合はHTTPSで,指定しない場合はHTTPで通信します。
なお,CSCIWManagementServerとの通信は,JavaのAPIを使用しています。そのため,HTTPS通信を使用する場合は,必要に応じてEclipseを起動する際に使用しているJDKに証明書をインポートする必要があります。証明書のインポートの方法はJDKの説明書を参照してください。
[登録定義一覧ビュー]ページ
ビジネスプロセス定義または振り分けルール定義を一覧表示するときのフィルタ条件を設定します。
- ビジネスプロセス定義を一覧表示するときのフィルタ条件
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次の条件を設定できます。
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最新バージョンの定義だけ表示するか,すべての定義を表示するか。
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案件投入可能期間内の定義だけ表示するか,すべての定義を表示するか。
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活性状態の定義だけ表示するか,非活性状態の定義だけ表示するか,すべての定義を表示するか。
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- 振り分けルール定義を一覧表示するときのフィルタ条件
-
次の条件を設定できます。
-
最新バージョンの定義だけ表示するか,すべての定義を表示するか。
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有効期間内の定義だけ表示するか,すべての定義を表示するか。
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活性状態の定義だけ表示するか,非活性状態の定義だけ表示するか,すべての定義を表示するか。
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