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uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow ビジネスプロセス開発ガイド


2.2.2 定義のチェック

CSCIW-Definerには,ビジネスプロセス定義および振り分けルール定義の内容が適切かどうかをチェックする機能があります。

チェック対象は,定義内容と文字列長です。詳細を次の表に示します。

表2‒4 定義のチェックでチェックする内容

チェック

対象

チェック項目

チェックする定義

ビジネスプロセス定義

振り分け

ルール定義

定義内容

必須の項目が設定されているか。※1

適切な値が設定されているか。※1

各定義の名称の一意性が満たされているか。※2

分岐条件にデフォルト遷移先が指定されているか。

次のどれかを指定している場合,該当する定義が定義されているか。

  • 条件定義

  • 生成ルール定義

  • 時間取得ルール定義

  • 作業アプリケーション定義

  • 一般作業定義

業務ステップ定義,階層定義のどちらか1つ以上定義されているか。

業務ステップが定義されている場合は,その中に一般作業定義,または並列作業定義が1つ以上定義されているか。

階層定義が定義されている場合は,その中に業務ステップ定義,または階層定義のどちらか1つ以上定義されているか。

ソースノードおよびシンクノードが,1つずつ定義されているか。階層定義がある場合,さらにその中に一つずつ定義されているか。

ソースノードからシンクノードまでの経路が,切れていないか。

次のどれかを定義している場合,ソースノードからシンクノードまでの経路に含まれていない定義が存在していないか。

  • 業務ステップ定義

  • 階層定義

  • 分業ノード定義

  • 分岐ノード定義

  • 待合ノード定義

  • 先着ノード定義

次のどれかを定義している場合,SQL文,Javaクラス名,およびref識別子がデフォルト値から変更されているか。

  • 条件定義

  • 生成ルール定義

  • 作業アプリケーション定義

  • 振り分けルール定義

文字列長

定義で設定した文字列について,設定された文字コード※3で文字列長が限界値を超えないか。

(凡例)

○:チェックする

−:チェックしない

注※1

必須の項目については,「付録B 各種定義の設定項目」を参照してください。

注※2

ビジネスプロセス定義名および振り分けルール定義名については,一意性をチェックしません。名称の一意性については,「5.3.3 名称の一意性」を参照してください。

注※3

文字コードは,設定ページで設定します。設定ページについては,「4.3.2(4) 設定ページで項目を設定する」を参照してください。

チェックのタイミングは,定義をワーク管理システムに登録するとき,または「チェック」メニューを実行したときです。

定義のチェックをすると,チェック結果はメッセージファイル,またはコンソールに出力されます。

定義の登録時のチェックでエラーになった場合は,エラー内容をメッセージとして出力し,定義をワーク管理システムに登録しません。警告の場合は,警告内容をメッセージとして出力しますが,定義をワーク管理システムに登録します。