Hitachi

uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow コマンド


2.2 ciwchgdef(条件,生成ルール,および作業アプリケーションの変更)

形式

注※

すべてのコマンドで同じ形式で指定します。詳細は,「1.5 コマンド共通のオプション」を参照してください。

機能

登録してあるビジネスプロセス定義をバージョンアップしないで,次の定義の属性を変更します。

このコマンドは,ビジネスプロセス定義の中にすでに存在する条件,生成ルール,および作業アプリケーションの属性を変更します。条件,生成ルール,および作業アプリケーションの追加や削除はできません。

各定義で変更できる属性について,条件,生成ルール,および作業アプリケーションごとに表に示します。

表2‒7 ciwchgdefコマンドで変更できる属性一覧(条件)

変更対象

属性

条件

オプション

備考

RDB検索

Java呼出

共通

定義名

×

×

種別

×

×

条件,生成ルール,および作業アプリケーションの種別

説明

×

×

Javaオブジェクト呼出

補助定数パラメタ

-pf

-pn

  • ある場合:ファイルで指定

  • ない場合:オプションで指定

クラス名

-cln

オプションで指定

RDB検索

SQL文

-sql

ファイルで指定

NOT指定値

-not

オプションで指定

(凡例)

○:属性を変更できます。

×:属性を変更できません。

−:該当しません。

表2‒8 ciwchgdefコマンドで変更できる属性一覧(生成ルール)

変更対象

属性

生成ルール

オプション

備考

RDB検索

Java呼出

共通

定義名

×

×

種別

×

×

条件,生成ルール,および作業アプリケーションの種別

説明

×

×

Javaオブジェクト呼出

補助定数パラメタ

-pf

-pn

  • ある場合:ファイルで指定

  • ない場合:オプションで指定

クラス名

-cln

オプションで指定

RDB検索

SQL文

-sql

ファイルで指定

(凡例)

○:属性を変更できます。

×:属性を変更できません。

−:該当しません。

表2‒9 ciwchgdefコマンドで変更できる属性一覧(作業アプリケーション)

変更対象

属性

作業アプリケーション

オプション

備考

Java呼出

REST呼出

共通

定義名

×

×

種別

×

×

条件,生成ルール,および作業アプリケーションの種別

説明

×

×

Javaオブジェクト呼出

補助定数パラメタ

-pf

-pn

  • ある場合:ファイルで指定

  • ない場合:オプションで指定

クラス名

-cln

オプションで指定

RESTアプリケーション呼出

ref識別子

-rri

オプションで指定

(凡例)

○:属性を変更できます。

×:属性を変更できません。

−:該当しません。

実行条件

このコマンドを実行できるコンポーネントの稼働状態を次に示します。

コンポーネント

稼働状態

起動中

停止中

CSCIWManagementServer

×

案件運用操作

CSCIWライブラリを使用した業務アプリケーション(J2EEアプリケーション)

CSCIWライブラリを使用した業務アプリケーション(Javaアプリケーション)

×

アプリケーション呼び出しサービス

RESTサービス

運用管理RESTサービス

同一マシンでのほかのコマンド

×

異なるマシンでの同一コマンド

×

異なるマシンでのほかのコマンド

×

DBMS

×

(凡例)

○:コマンドを実行できます。

×:コマンドを実行できません。

注※

定義情報を表示する場合は,コンポーネントが起動中でも実行できます。

また,条件,生成ルール,または作業アプリケーションの変更の場合は,コンポーネントが起動中でもコマンドを実行できます。ただし,コマンド実行後は変更を反映するためにコンポーネントを再起動してください。

引数

-sid <system_id>

環境構築時に設定したシステムIDを指定します。指定したシステムIDに対応するワーク管理システム上のビジネスプロセス定義が対象になります。

指定できる値は,半角英大文字と半角数字で5文字以内です。ただし,先頭には半角英大文字を指定してください。

-bpn <process_definition_name>

属性変更の対象となるビジネスプロセス定義名を指定します。

-bpv <process_definition_version>

属性変更の対象となるビジネスプロセス定義のバージョンを指定します。このオプションを省略した場合は,指定したビジネスプロセス定義名のすべてのバージョンが対象になります。

-chg

条件,生成ルール,および作業アプリケーションの属性を変更する場合に指定します。

-cdn <condition_name>

条件の属性を変更または表示する場合,対象の条件の定義名を指定します。

-crrn <rule_name>

生成ルールの属性を変更または表示する場合,対象の生成ルールの定義名を指定します。

-apn <application_name>

作業アプリケーションの属性を変更または表示する場合,対象の作業アプリケーションの定義名を指定します。

-sql <sql_file>

条件や生成ルールの種別がRDB検索で,かつSQL文を変更する場合に,変更後のSQL文を記述したファイル名を指定します。SQL文は,次のカラムのバイト数以内で記述してください。

  • 条件(RDB検索)の場合

    <SYSTEMID>_CONDITION_SQL_DEFテーブルのContentカラム

  • 生成ルール(RDB検索)の場合

    <SYSTEMID>_CREATIONRULE_SQL_DEFテーブルのContentカラム

-not {0|1}

条件の種別がRDB検索の場合に,TrueまたはFalseの結果を反対にするかどうかを指定します。このオプションに指定できる値は,0または1です。結果を反対にしない場合は0を,反対する場合は1を指定します。

-cln <class_name>

条件,生成ルール,または作業アプリケーションの種別がJavaオブジェクト呼び出しの場合に,変更するJavaクラス名を指定します。クラス名はパッケージ名を含めて指定してください。Javaクラス名は,次のカラムのバイト数以内で指定してください。

  • 条件(Javaオブジェクト呼び出し)の場合

    <SYSTEMID>_CONDITION_JAVA_DEFテーブルのClassNameカラム

  • 生成ルール(Javaオブジェクト呼び出し)の場合

    <SYSTEMID>_CREATIONRULE_JAVA_DEFテーブルのClassNameカラム

  • 作業アプリケーション(Javaオブジェクト呼び出し)の場合

    <SYSTEMID>_APPLICATION_JAVA_DEFテーブルのClassNameカラム

-pf <parameter_file>

補助定数パラメタを変更する場合に,補助定数パラメタを記述したファイル名を指定します。ファイルの補助定数パラメタは,次のカラムのバイト数以内で記述してください。

  • 条件(Javaオブジェクト呼び出し)の場合

    <SYSTEMID>_CONDITION_JAVA_DEFテーブルのExParameterカラム

  • 生成ルール(Javaオブジェクト呼び出し)の場合

    <SYSTEMID>_CREATIONRULE_JAVA_DEFテーブルのExParameterカラム

  • 作業アプリケーション(Javaオブジェクト呼び出し)の場合

    <SYSTEMID>_APPLICATION_DEFテーブルのApplicationParamカラム

-pn

補助定数パラメタをパラメタなしに変更する場合に指定します。

-rri <ref_identifier>

作業アプリケーションの種別がRESTアプリケーション呼び出しの場合に,変更するref識別子を指定します。指定できる値は,半角英数字と「_」(アンダースコア)で,(<SYSTEMID>_APPLICATION_LOCK_INFOテーブルのLockNameカラムのバイト数 - 7)バイト以内です。

-list

条件,生成ルール,および作業アプリケーションの属性を表示します。このオプションを指定した場合に表示される属性を,条件,生成ルール,および作業アプリケーションごとに表に示します。

表2‒10 ciwchgdefコマンドで表示される属性一覧(条件)

表示対象

表示属性

条件

備考

属性

表示される属性名

RDB検索

Java呼出

共通

ビジネスプロセス定義名

Process Definition Name

ビジネスプロセス定義バージョン

Process Definition Version

定義種別

Definition Type

Conditionが表示される。

定義名

Name

条件の種別

Type

次のどちらかが表示される。

  • SQL

  • Java

説明

Description

Javaオブジェクト呼出

補助定数パラメタ

Parameter

×

クラス名

Class Name

×

RDB検索

SQL文

SQL

×

NOTフラグ

Not Flag

×

次のどちらかが表示される。

  • true

  • false

(凡例)

○:表示されます。

×:表示されません。

−:ありません。

表2‒11 ciwchgdefコマンドで表示される属性一覧(生成ルール)

表示対象

表示属性

生成ルール

備考

属性

表示される属性名

RDB検索

Java呼出

共通

ビジネスプロセス定義名

Process Definition Name

ビジネスプロセス定義バージョン

Process Definition Version

定義種別

Definition Type

CreationRuleが表示される。

定義名

Name

生成ルールの種別

Type

次のどちらかが表示される。

  • SQL

  • Java

説明

Description

Javaオブジェクト呼出

補助定数パラメタ

Parameter

×

クラス名

Class Name

×

RDB検索

SQL文

SQL

×

(凡例)

○:表示されます。

×:表示されません。

−:ありません。

表2‒12 ciwchgdefコマンドで表示される属性一覧(作業アプリケーション)

表示対象

表示属性

作業アプリケーション

備考

属性

表示される属性名

Java呼出

REST呼出

共通

ビジネスプロセス定義名

Process Definition Name

ビジネスプロセス定義バージョン

Process Definition Version

定義種別

Definition Type

Applicationが表示される。

定義名

Name

作業アプリケーションの種別

Type

次のどちらかが表示される。

  • Java

  • REST

説明

Description

Javaオブジェクト呼出

補助定数パラメタ

Parameter

×

クラス名

Class Name

×

RESTアプリケーション呼出

ref識別子

Ref Identifier

×

(凡例)

○:表示されます。

×:表示されません。

−:ありません。

条件,生成ルール,および作業アプリケーションの属性の表示例を次に示します。

ビジネスプロセス定義バージョンを指定して,条件(RDB検索)を表示した場合
Process Definition Name:TESTBP
Process Definition Version:1
Definition Type:Condition
Name:COND1
Type:SQL
Description:RDB検索の条件です。
SQL:select * from CONDTBL where PINAME='@PIName'
Not Flag:false
ビジネスプロセス定義バージョンを指定しないで,生成ルール(RDB検索,Javaオブジェクト呼び出し)を表示した場合
Process Definition Name:TESTBP
Process Definition Version:1
Definition Type:CreationRule
Name:CRRULE1
Type:Java
Description:Java呼び出しの生成ルールです。
Parameter:DATA1,DATA2
Class Name:jp.co.Hitachi.soft.XXX.CreationRule1
 
Process Definition Name:TESTBP
Process Definition Version:2
Definition Type:CreationRule
Name:CRRULE1
Type:SQL
Description:RDB検索の生成ルールです。
SQL:select * from RULETBL where PINAME='@PIName'
ビジネスプロセス定義バージョンを指定しないで,作業アプリケーション(Java呼び出し,対象の作業アプリケーションなし)を表示した場合
Process Definition Name:TESTBP
Process Definition Version:1
Definition Type:Application
Name:AP1
Type:Java
Description:Java呼び出しの作業アプリケーションです。
Parameter:DATA1,DATA2
Class Name:co.jp.hitachi.soft.IR1
 
KDIW22606-W The target work application name is missing. work-application-name = AP1, process-definition-name = TESTBP, process-definition-version = 2
ビジネスプロセス定義バージョンを指定して,作業アプリケーション(RESTアプリケーション呼び出し)を表示した場合
Process Definition Name:TESTBP
Process Definition Version:1
Definition Type:Application
Name:AP1
Type:REST
Description:RESTアプリケーション呼び出しの作業アプリケーションです。
Ref Identifier:ref001
-file <option_file_name>

このオプションはすべてのコマンドで指定できます。詳細は,「1.5.1 -fileオプション」を参照してください。

-encoding <character_set>

このオプションはすべてのコマンドで指定できます。

ただし,このコマンドで実行する場合,条件,生成ルール,または作業アプリケーションの変更のときは,-sqlオプションや-pfオプションで指定したファイルの文字コードを指定します。オプションファイルを指定して実行するときは,-fileオプションで指定したオプションファイルの文字コードを指定します。

文字コードには,Javaでサポートされているエンコーディングの正準名を指定してください。省略した場合は,Javaのデフォルトの文字コードが使用されます。

-h

このオプションはすべてのコマンドで指定できます。詳細は,「1.5.2 -hオプション」を参照してください。

戻り値

戻り値

内容

0

正常終了

1

致命的なエラー

9

実行権限エラー

51

パラメーター不正

110

定義登録ユーザ名の不正

150

ファイルアクセスエラー

254

異常終了

注※

Windowsの場合だけ発生します。

注意事項