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uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow AP開発ガイド


1.3.3 SQL文

〈この項の構成〉

(1) 条件,生成ルールおよび振り分けルールでのSQL文の評価規則

ビジネスプロセスに定義されたSQL文に従って,CSCIWがワーク管理データベースを検索するときのSQL文の評価規則を説明します。ここで示す規則に従って,ビジネスプロセス定義,または振り分けルール定義のSQL文を定義する必要があります。

表1‒2 SQL文の評価規則

定義種別

評価対象

評価規則

ビジネスプロセス定義

条件

真偽(TrueまたはFalse)の結果を反対にする指定をしているかどうかで,次のようになります。

指定をしていない場合
  • 問い合わせ結果が存在するときは,真(True)とします。

  • 問い合わせ結果が存在しないときは,偽(False)とします。

指定をしている場合
  • 問い合わせ結果が存在するときは,偽(False)とします。

  • 問い合わせ結果が存在しないときは,真(True)とします。

なお,COUNT(*)を指定すると常に真(True)と見なされるため,指定しないでください。

生成ルール

問い合わせ結果の先頭列のすべての行に格納された文字列を,子作業または子業務ステップの識別子とします。

振り分けルール定義

振り分けルール

問い合わせ結果の先頭行かつ先頭列に格納された文字列を作業者のIDとします。

(2) SQL文記述の注意

SQL文を記述する際は,次の点に注意する。