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uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow システム構築・運用ガイド


付録H.5 呼び出し処理のタイムアウト

呼び出し先がRESTアプリケーションの場合,アプリケーション呼び出しサービスとRESTアプリケーションの間のRESTful Webサービスの通信タイムアウトを設定できます。

通信タイムアウトの設定方法を,優先順位が高い順に示します。

  1. アプリケーション呼び出し情報ファイルでの設定

    アプリケーション呼び出し情報ファイルでタイムアウトを設定する場合は,ref識別子ごとに異なるタイムアウト値を指定できます。アプリケーション呼び出し情報ファイルでの設定方法については,「付録H.12(9) アプリケーション呼び出し情報ファイルに指定する内容」の「(f) rest.request.read.timeout」と「(g) rest.request.connect.timeout」を参照してください。

  2. CosminexusのJ2EEサーバ単位の通信タイムアウトの設定

    CosminexusのJ2EEサーバ単位の通信タイムアウトを設定する場合は,J2EEサーバ内のRESTful Webサービスの通信で,最も長くしたいタイムアウト値を設定してください。

    CosminexusのJ2EEサーバ単位の通信タイムアウトの設定方法については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)」の「J2EEサーバ単位の通信タイムアウトの設定」およびマニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「usrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)」を参照してください。

注意事項

通信タイムアウト(クライアントソケットの接続タイムアウト,またはクライアントソケットの読み込みタイムアウト)の設定値が,0または指定なしの場合,RESTアプリケーションが無応答になると,アプリケーション呼び出しサービスは応答を待ち続けます。そのため,上記の1.または2.の方法で,通信タイムアウトに0以外の値を設定してください。