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uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow システム構築・運用ガイド


7.9.3 業務アプリケーションが異常終了した場合や強制終了した(終了処理をしなかった)場合の影響について

業務アプリケーションが異常終了した場合の影響について説明します。

CSCIWを使用した業務アプリケーションが異常終了した場合や,[Ctrl]+[C]で強制終了などして終了処理を実行しなかった場合は,データベースにCSCIWのプロセス起動情報が残ったままになっていないかを確認する必要があります。起動情報が残っていると,再起動できないことがあります。

不要な情報が残っているかどうかについては,ciwlistsid(システムID情報の表示)コマンドで確認します。不要な情報が残っている場合は,ciwcleanup(プロセス情報の正常化)コマンドで削除してください。

不要な情報を削除する手順を次に示します。

  1. Javaアプリケーション,およびコマンドを停止する

    不要な情報を確認したいマシンで,CSCIWを使用しているJavaアプリケーション,およびコマンドを停止します。

  2. J2EEサーバを停止する

    不要な情報を確認したいマシンで,cjstopsvコマンドを使用して,CSCIWを使用しているJ2EEサーバを停止します。

    停止方法については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」を参照してください。

  3. 起動情報を確認する

    不要な情報を確認したいマシンで,ciwlistsid(システムID情報の表示)を実行して,起動情報を確認します。ciwlistsid(システムID情報の表示)コマンドについては,マニュアル「uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow コマンド」を参照してください。

    次に示す形式でコマンドを実行すると,CSCIWの起動情報を確認できます。

    ciwlistsid -sid <システムID>

    システムIDが「TEST」の場合のコマンド実行例を次に示します。

    >ciwlistsid -sid TEST
    SID     NAME      STATUS
    TEST   Library     *
    TEST   Library     *

    STATUSに「*」がある場合,CSCIWを使用しているJavaアプリケーションおよびJ2EEサーバ,およびコマンドが異常終了した情報が残っていることを示しています。

  4. 起動情報を削除する

    ciwcleanup(プロセス情報の正常化)コマンドを実行し,不要な起動情報を削除します。ciwcleanup(プロセス情報の正常化)コマンドについては,マニュアル「uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow コマンド」を参照してください。

    次に示す形式でコマンドを実行すると,不要な起動情報を削除できます。

    ciwcleanup -sid <システムID> -del
    重要

    CSCIWを使用しているJavaアプリケーションおよびJ2EEサーバが起動中の場合は,コマンドの実行は失敗します。CSCIWを使用しているJavaアプリケーションおよびJ2EEサーバが動作していないことを確認してからコマンドを実行してください。