7.9.2 日付・時刻の整合性について
CSCIWでは,ワーク管理データベース上に案件の時間情報を保存しています。したがって,サーバマシンの日付や時刻を変更しても,ワーク管理データベースに保存されている案件の時間情報は変更されません。サーバマシンの日付・時刻を変更する場合は,ワーク管理データベースに保存されている案件の時間情報を考慮した上で運用してください。
サーバマシンの日付・時刻を変更した場合,次に示すような影響があります。
- 〈この項の構成〉
(1) ビジネスプロセス定義・振り分けルール定義
ビジネスプロセス定義は,サーバマシンの日付を有効期間外の日時に設定すると,案件として投入できなくなります。同様に,振り分けルール定義も,サーバマシンの日付を有効期間外の日時に設定すると,案件に対する適用ができなくなります。
- (例)
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ビジネスプロセス定義に「2007年1月〜2007年12月」の有効期間を設定していた場合,サーバマシンの日付を2006年に戻すと,そのビジネスプロセス定義は案件として投入できなくなります。
(2) 日時を指定できるコマンド
ciwdelpi(案件の削除)コマンドなど,日時を指定するコマンドを使用する場合は,コマンドの実行対象となる案件の日付情報が,どの時点で格納された情報かを意識する必要があります。
- (例)
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2007年2月1日にシンクノードに案件Aが到達したあとに,サーバマシンの日付を2008年2月1日に進めた場合,ciwdelpi(案件の削除)コマンドで案件Aを含む2007年2月1日以降の案件を削除するには,2007年2月1日から2008年2月1日までの日数を指定する必要があります。
なお,コマンドについては,マニュアル「uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow コマンド」を参照してください。