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uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow システム構築・運用ガイド


2.6.1 機能および作業アプリケーション呼び出し時の動作

作業アプリケーション呼び出しの機能には,API(案件投入APIや作業完了APIなど)と同期を取って呼び出される「Javaオブジェクト呼び出し」機能と,APIと非同期に呼び出される「RESTアプリケーション呼び出し」機能があります。

「Javaオブジェクト呼び出し」機能については,「2.8 Javaオブジェクト呼び出し」を参照してください。「RESTアプリケーション呼び出し」機能については,「付録H BPMN連携機能を使用しない場合のアプリケーション呼び出しサービス」を参照してください。

ヒント

このマニュアルでは,BPMN連携機能を使用しない場合のアプリケーション呼び出しサービスについて説明します。BPMN連携機能を使用する場合のアプリケーション呼び出しサービスについては,マニュアル「uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow BPMN連携機能 使用の手引」を参照してください。

作業アプリケーションが呼び出されるのは,作業の状態が実行開始可能(Ready)になったときです。作業の状態の変化と作業アプリケーション呼び出しの動作について次の表に示します。

表2‒1 作業の状態の変化と作業アプリケーション呼び出しの動作

作業の状態

動作

変化前

変化後

初期(initial)

実行開始可能(Ready)

作業アプリケーションを新たに起動する要求として,作業アプリケーションを呼び出します。

作業者実行(performing)

実行開始可能(Ready)

すでに起動している作業アプリケーションを再起動する要求として,作業アプリケーションの状態に関係なく必ず呼び出します。

作業アプリケーションの再起動と同じです。

実行開始不可(disabled)

実行開始可能(Ready)

起動を抑止されていた作業アプリケーションを回復した要求として,作業アプリケーションの状態に関係なく必ず呼び出します。

作業アプリケーション呼び出しの概要を次の図に示します。

図2‒36 作業アプリケーション呼び出しの概要

[図データ]

図中の番号は,次の説明の番号に対応しています。

<説明>
  1. 案件を投入します。

  2. 作業のインスタンスが生成されます。

  3. 案件が作業アプリケーション呼び出しが定義されている作業に遷移したとき,CSCIWは作業アプリケーションを呼び出します。