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uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow システム構築・運用ガイド


2.8 Javaオブジェクト呼び出し

この節では,Javaオブジェクト呼び出し機能について説明します。

Javaオブジェクト呼び出し機能は,CSCIWが提供するインタフェースを実装したJavaクラスのオブジェクトを同期で呼び出す機能です。

Javaオブジェクト呼び出しは,条件,生成ルール,振り分けルールおよび作業アプリケーションの定義で定義できます。

ヒント

このマニュアルでは,条件,生成ルール,振り分けルール,および作業アプリケーションのJavaオブジェクト呼び出し機能について説明します。

アプリケーション呼び出しサービスのJavaオブジェクト呼び出し機能については,マニュアル「uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow BPMN連携機能 使用の手引」を参照してください。

条件,生成ルールおよび振り分けルールでは,Javaオブジェクトの戻り値を使用して,データ条件の判定,子作業生成および作業者の決定をします。

作業アプリケーションでは,Javaオブジェクトの戻り値に従って,作業の状態を「ready(実行開始可能)」から「performing(作業者実行)」,または「executed(実行済み)」などに変更します。

Javaオブジェクト呼び出し機能はJ2EEアプリケーションおよびJavaアプリケーションのどちらからも使用できます。

Javaオブジェクト呼び出しの概要を次の図に示します。

図2‒39 Javaオブジェクト呼び出しの概要

[図データ]

図中の番号は,次の説明の番号に対応しています。

<説明>
  1. 案件を投入します。

  2. Javaオブジェクト呼び出しが定義されている分岐ノード,業務ステップや作業に遷移したとき,CSCIWは定義されたJavaクラスのインスタンスを生成し,オブジェクトを呼び出します。

  3. Javaオブジェクトは,処理を行い,CSCIWに戻り値を返します。

  4. CSCIWはJavaオブジェクトからの戻り値に従い,案件を遷移します。