Cosminexus サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド

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7.4.1 メッセージログ

HCSCサーバを操作するときのインフォメーション情報や障害時のエラー情報,および稼働中のHCSCサーバのインフォメーション情報や障害時のエラー情報をメッセージログとして取得します。これによって,障害の発生を検知したり,障害要因を解析したりできます。

Cosminexus サービスプラットフォームのメッセージログは,次に示すログに出力されます。

<この項の構成>
(1) メッセージログで出力される内容
(2) メッセージログの取得方法
(3) メッセージログの出力先

(1) メッセージログで出力される内容

次に示すメッセージを出力します。メッセージログの内容の詳細については,「11. メッセージ」を参照してください。

(a) HCSC-Managerのログ

HCSC-Managerが出力するメッセージを取得します。

(b) Cosminexusの統合メッセージログ

運用管理エージェント,運用監視エージェント,およびManagement Serverなどが出力するメッセージ取得します。

(c) CosminexusのJ2EEサーバの稼働ログ

稼働しているJ2EEサーバが出力するメッセージ取得します。J2EEサーバ上で稼働しているHCSCサーバが出力するメッセージもこのログに出力します。

(2) メッセージログの取得方法

メッセージログは必ず出力されます。詳細については,「7.3.1 Cosminexus サービスプラットフォームが出力するログやトレースの取得方法」を参照してください。

(3) メッセージログの出力先

メッセージログの出力先およびログファイル名を次の表に示します。

表7-16 メッセージログの出力先およびファイル名

メッセージログファイルの出力先パス ログファイル名
HCSC-Manager定義ファイルのcscmng.log.dirパラメタで指定したパス※1 message<面数>.log
Cosminexusの統合メッセージログの出力先に指定されたパス※2 mngmessage<面数>.log
CosminexusのJ2EEサーバの稼働ログの出力先に指定されたパス※3 cjmessage<面数>.log

注※1 HCSC-Manager定義ファイルの詳細については,「9. 定義ファイル」の「HCSC-Manager定義ファイル」を参照してください。

注※2 Cosminexusの統合メッセージログの出力先は,manager.cfg(Managerログ設定ファイル)で指定します。デフォルト値は,次に示すとおりです。

<Cosminexusインストールディレクトリ>\manager\log

manager.cfgの詳細については,マニュアル「Cosminexus リファレンス 定義編」を参照してください。

注※3 CosminexusのJ2EEサーバの稼働ログの出力先は,usrconf.cfg(J2EEサーバ用オプション定義ファイル)のejb.server.log.directoryキーで指定します。デフォルトの出力先は,<Cosminexusのインストールディレクトリ>\CC\server\public\ejb\<J2EEサーバ名>\logsです。

usrconf.cfgの詳細については,マニュアル「Cosminexus リファレンス 定義編」を参照してください。