Cosminexus サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

6.2.5 電文の実行履歴を削除する

電文の実行履歴は,日々追加されていくため,定期的に情報を削除しないとデータベースの容量が圧迫されます。そこで,定期的に,管理者はデータベース上の実行履歴情報テーブルから,電文の実行履歴を削除する必要があります。

電文の実行履歴は,電文を送信したHCSCサーバをあらかじめ把握してから,csmdeletehistoryコマンドで削除できます。csmdeletehistoryコマンドの詳細については,「10. コマンド」の「csmdeletehistory(電文の実行履歴情報テーブルのレコードの削除)」を参照してください。

<この項の構成>
(1) 日時を条件として実行履歴を削除する
(2) 日数を条件として実行履歴を削除する
(3) メッセージ共通IDを条件として実行履歴を削除する
(4) クライアント相関IDを条件として実行履歴を削除する
(5) サービスアダプタまたはビジネスプロセスのサービスIDを条件として実行履歴を削除する
(6) すべての実行履歴を削除する

(1) 日時を条件として実行履歴を削除する

次のコマンドを実行します。

 
csmdeletehistory <HCSCサーバ名> -t <削除開始日時> -u <DBユーザID> -p <DBパスワード>
 

注※
HCSCサーバが停止している場合で,データベースの設定で認証が必要なときだけ指定します。

(2) 日数を条件として実行履歴を削除する

次のコマンドを実行します。

 
csmdeletehistory <HCSCサーバ名> -d <日数> -u <DBユーザID> -p <DBパスワード>
 

注※
HCSCサーバが停止している場合で,データベースの設定で認証が必要なときだけ指定します。

(3) メッセージ共通IDを条件として実行履歴を削除する

次のコマンドを実行します。

 
csmdeletehistory <HCSCサーバ名> -t <削除開始日時>※1 -d <日数>※1 -m <メッセージ共通ID> -u <DBユーザID>※2 -p <DBパスワード>※2
 

注※1
どちらか一方を指定します。

注※2
HCSCサーバが停止している場合で,データベースの設定で認証が必要なときだけ指定します。

(4) クライアント相関IDを条件として実行履歴を削除する

次のコマンドを実行します。

 
csmdeletehistory <HCSCサーバ名> -t <削除開始日時>※1 -d <日数>※1 -c <クライアント相関ID> -u <DBユーザID>※2 -p <DBパスワード>※2
 

注※1
どちらか一方を指定します。

注※2
HCSCサーバが停止している場合で,データベースの設定で認証が必要なときだけ指定します。

(5) サービスアダプタまたはビジネスプロセスのサービスIDを条件として実行履歴を削除する

次のコマンドを実行します。

 
csmdeletehistory <HCSCサーバ名> -t <削除開始日時>※1 -d <日数>※1 -a <サービスアダプタまたはビジネスプロセスのサービスID> -u <DBユーザID>※2 -p <DBパスワード>※2
 

注※1
どちらか一方を指定します。

注※2
HCSCサーバが停止している場合で,データベースの設定で認証が必要なときだけ指定します。

(6) すべての実行履歴を削除する

次のコマンドを実行します。-dオプションには「0」を指定します。

 
csmdeletehistory <HCSCサーバ名> -d 0 -u <DBユーザID> -p <DBパスワード>
 

注※
HCSCサーバが停止している場合で,データベースの設定で認証が必要なときだけ指定します。