Cosminexus サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド
Cosminexus サービスプラットフォームでは,特定のHCSCサーバにサービス部品の実行要求が集中しないように,複数のHCSCサーバをクラスタリングし,汎用ロードバランサまたはCTMを使用して負荷を分散するシステムを構築できます。この構成をロードバランスクラスタ構成といいます。ここでは,汎用ロードバランサとCTMを合わせて,ロードバランサと表記します。
HCSCサーバをクラスタリングした場合の構成(ロードバランスクラスタ構成)を次の図に示します。
図1-13 HCSCサーバの構成(ロードバランスクラスタ構成の場合)
ロードバランスクラスタ構成では,運用を停止しないで,ロードバランスクラスタを構成するHCSCサーバを追加,変更,および削除することができます。
ロードバランスクラスタ構成で使用するロードバランサは,標準の同期受付(Webサービス/SessionBean)へのサービス部品の実行要求だけ受け付けます。標準の非同期受付(MDB(WS-R)/MDB(DBキュー))へのサービス部品の実行要求は,受け付けることができません。なお,標準の同期受付(Webサービス)と標準の同期受付(SessionBean)のどちらにサービス部品の実行要求を送信するかによって,使用するロードバランサが異なります。使用するロードバランサについては,「2.5 HCSCサーバをロードバランスクラスタ構成にする場合の環境構築」を参照してください。
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