Hitachi Web Server

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付録F.3 監視スクリプトの作成

HACMP for AIXで,Hitachi Web Serverを監視対象とするためには,Hitachi Web Serverの動作をモニタするスクリプトを作成して,モニタメソッドに登録する必要があります。このスクリプトは,Hitachi Web Serverが正常であれば0を戻し,問題を検出したときに0以外の値を戻す必要があります。

Hitachi Web Serverでは,実行コマンドと実際にサービスするプロセスが異なります。HACMP for AIXの監視対象とするためには,実際のプロセスを監視するスクリプトを作成してください。

ただし,監視対象としない場合や,ローカルノードだけの運用の場合にはスクリプトを作成する必要はありません。

Hitachi Web Serverの動作を監視するためのシェルスクリプトを作成します。「Hitachi Web Serverが正常であれば0を戻し,問題を検出したときに0以外の値を戻す」という処理をするスクリプトの例を示します。

(例)
PidFileディレクティブで指定したファイルに記録されているプロセスIDが実行中であれば0を戻し,実行されていなければ1を戻すスクリプトです。
#!/bin/sh
###########################################################
### P-1M41-E171    Hitachi Web Server
### ALL RIGHTS RESERVED, COPYRIGHT (C) 2001, HITACHI,LTD.
###########################################################
 
 
HWSIDFILE=/opt/hitachi/httpsd/logs/httpd.pid
if [ ! -e $HWSIDFILE ]
then
        exit 1
fi
 
HWSID=`cat $HWSIDFILE`
if [ x$HWSID = "x" ]
then
        exit 1
fi
 
STATUS=`ps -p $HWSID | grep $HWSID | awk '{print $1}'`
 
if [ x$STATUS = "x" ]
then
        exit 1
else
        exit 0
fi
<この項の構成>
(1) 注意事項

(1) 注意事項

Hitachi Web Serverでは,リクエストを処理するためのプロセス群を制御するプロセスが一つあります(「4.1 Hitachi Web Serverの処理とディレクティブとの関係」を参照してください)。例に示したスクリプトでは,その制御プロセスが動作しているかどうかを監視します。リクエスト処理のためのプロセス群の動作は監視しません。