Cosminexus システム運用ガイド

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付録G.1 Component Container管理者による運用に関する留意事項

UNIXでComponent Container管理者を設定している場合の留意事項について説明します。Component Container管理者とは,UNIXを使用している場合に,Webコンテナサーバの構築・運用に関する操作を実行できる権限を持つユーザです。Component Container管理者を設定することで,root権限を持たないユーザでも, Webコンテナサーバの起動・停止やサーバ管理コマンドの実行など,システム運用時の操作を実行できるようになります。

注意
Component Container管理者を設定している場合,Component Container管理者が実行できる操作は,一部の操作を除き,スーパーユーザでは操作できなくなるので注意してください。詳細については,マニュアル「Cosminexus 機能解説」の,J2EEサーバの運用とシステムの運用管理者に関する説明を参照してください。

なお,Component Container管理者の設定については,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」のComponent Container管理者の設定に関する説明を参照してください。

また,Component Container管理者を設定している場合にパーミッションが変更されるディレクトリについては,「1.8.1(2) Component Container管理者を設定している場合にパーミッションが変更されるディレクトリ」を参照してください。

Component Container管理者が実施できるシステム運用時の操作について説明します。

<この項の構成>
(1) Component Container管理者が実施できるシステム運用時の操作

(1) Component Container管理者が実施できるシステム運用時の操作

Component Container管理者を設定した場合に,スーパーユーザおよびComponent Container管理者が実施できるシステム運用時の操作を次の表に示します。

表G-1 Component Container管理者が実施できるシステム運用時の操作

操作 スーパーユーザ Component Container管理者
Webコンテナサーバの起動/停止
(cjstartwebコマンド, cjstopwebコマンド)
×
サーバ管理コマンドの実行
スレッドダンプの取得(cjdumpwebコマンド)
OS状態情報の取得(cjgetsysinfoコマンド)

(凡例)○:できる  ×:できない


なお,Component Container管理者を設定しない場合は,スーパーユーザが運用管理者となるため,Component Container管理者の操作もスーパーユーザが実施します。