Cosminexus システム運用ガイド

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9.3.1 N:1リカバリシステムの起動

HAモニタによるN:1リカバリシステムを利用する場合のシステム起動時の留意事項,およびシステムの起動手順について説明します。

<この項の構成>
(1) システム起動時の留意事項
(2) システムの起動手順

(1) システム起動時の留意事項

HAモニタによるN:1リカバリシステムを利用する場合のシステム起動時の留意事項を次に示します。

(2) システムの起動手順

HAモニタによるN:1リカバリシステムを利用する場合のシステムの起動手順を次に示します。

  1. 待機系のホストで,各実行系に対応するmonbeginコマンドをN回実行します。
     
    # monbegin サーバの識別名
    下線部分には,serversファイルのオペランド「alias」に指定されている実行系のサーバの識別名を指定します。
    これによって,待機系のリカバリ専用サーバが実行系の監視を開始します。
  2. 実行系の各ホスト(N台)でmonbeginコマンドを実行して,実行系の各ホストの運用管理エージェントを起動します。
     
    # monbegin サーバの識別名
    下線部分には,serversファイルのオペランド「alias」に指定されているサーバの識別名を指定します。
    これによって,実行系の各ホストの運用管理エージェントが起動します。

 

注意
Management Server起動時に運用管理ドメイン内の論理サーバを一括起動する設定にしていない場合は,実行系のホストの論理サーバを起動してください。なお,Management Server起動時に運用管理ドメイン内の論理サーバを一括起動するように設定にしている場合,論理サーバの手動起動は不要です。起動方法については,マニュアル「Cosminexus 運用管理操作ガイド」の運用管理ポータルと運用管理コマンドによるシステムの起動と停止に関する説明を参照してください。
参考
serversファイルの定義(HAモニタでのサーバの環境設定)については,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」のHAモニタの設定に関する説明を参照してください。