Cosminexus システム運用ガイド

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8.3 相互系切り替えシステムの起動と停止

ここでは,相互系切り替えシステムを利用する場合の,システムの起動と停止方法について説明します。

相互系切り替えシステムは,アプリケーションサーバの実行系と待機系を1:1にする構成の一つです。それぞれのアプリケーションサーバを実行系として稼働させながら,同時にお互いの待機系として構成します。現用系と待機系の詳細については,「8.1 アプリケーションサーバを対象にした1:1系切り替えシステムの起動と停止」を参照してください。

ここでは,それぞれのアプリケーションサーバを,アプリケーションサーバ1,アプリケーションサーバ2として,アプリケーションサーバ1には,J2EEサーバAの実行系とJ2EEサーバBの待機系を,アプリケーションサーバBにはJ2EEサーバAの待機系とJ2EEサーバBの実行系を配置する構成を例にして説明します。例にする構成を次の図に示します。この例では,J2EEサーバAの実行系とJ2EEサーバAの待機系をリソースグループA,J2EEサーバBの実行系とJ2EEサーバBの待機系をリソースグループBと設定しています。

図8-1 相互スタンバイシステムの構成例

[図データ]

<この節の構成>
8.3.1 相互系切り替えシステムの起動
8.3.2 相互系切り替えシステムの停止
8.3.3 相互系切り替えシステムで計画的に系を切り替える場合の起動と停止