Cosminexus システム運用ガイド

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5.5.1 Cosminexusのログの調査

ここでは,Cosminexusのログの調査方法について説明します。

Cosminexusのログのメッセージログ・ユーザログを調査することでエラーの発生原因を調べることができます。また,プロセス障害などの場合も,処理の進行具合や障害の兆候を確認できます。

なお,Cosminexusのログとして収集する資料のうち,Cosminexus DABroker Libraryのスプール情報については形式が異なります。Cosminexus DABroker Libraryのスプール情報については,「5.5.3 Cosminexus DABroker Libraryのスプール情報の調査」を参照してください。また,Cosminexusのログのうち,EJBクライアントアプリケーションのシステムログを参照する場合の留意事項については,「5.7.1 EJBクライアントアプリケーションのシステムログに関する留意事項」を参照してください。

ここでは,次のログの出力形式と出力項目について説明します。

また,Cosminexusのログの種別には,次の三つがあります。

それぞれのCosminexusのログの種別を,次の表に示します。

表5-36  J2EEサーバおよびリダイレクタのログ種別

分類 内容 種別
メッセージログ 稼働ログ 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
ログ稼働ログ 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
リダイレクタのメッセージログ
  • WindowsでHitachi Web Serverを使用する場合
    日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
  • WindowsでMicrosoft IIS 6.0を使用する場合またはUNIXの場合
    日立トレース共通ライブラリ形式(マルチプロセス)
J2EEリソースアダプタとしてデプロイして使用するリソースアダプタの稼働ログ 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
J2EEアプリケーションに含めて使用するリソースアダプタの稼働ログ 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
ユーザログ Webサーブレットログ 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
ユーザ出力ログ 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
ユーザエラーログ 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
JavaVMの保守情報およびガーベージコレクションのログ 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
例外ログ 障害発生時の例外情報 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
保守用ログ 保守情報 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
コンソールメッセージ 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
EJBコンテナの保守情報 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
Webコンテナの保守情報 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
起動プロセス標準出力情報 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
起動プロセス標準エラー情報 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
終了プロセス情報 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
リダイレクタの保守用トレースログ
  • WindowsでHitachi Web Serverを使用する場合
    日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
  • WindowsでMicrosoft IIS 6.0を使用する場合またはUNIXの場合
    日立トレース共通ライブラリ形式(マルチプロセス)
イベントログ J2EEサーバの起動,停止または異常終了を示すログ 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
syslog J2EEサーバの起動,停止または異常終了を示すログ 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)

表5-37 サーバ管理コマンドのログ

分類 内容 種別
メッセージログ 稼働ログ 日立トレース共通ライブラリ形式(マルチプロセス)
ログ稼働ログ 独自形式
例外ログ 障害発生時の例外情報 日立トレース共通ライブラリ形式(マルチプロセス)
保守用ログ 保守情報 日立トレース共通ライブラリ形式(マルチプロセス)
コンソールメッセージ 日立トレース共通ライブラリ形式(マルチプロセス)
サーバ管理コマンドの保守情報 日立トレース共通ライブラリ形式(マルチプロセス)

表5-38 リソースアダプタバージョンアップコマンド(cjrarupdate)のログ

分類 内容 種別
メッセージログ 稼働ログ 日立トレース共通ライブラリ形式(マルチプロセス)
例外ログ 障害発生時の例外情報 日立トレース共通ライブラリ形式(マルチプロセス)
保守用ログ 保守情報 日立トレース共通ライブラリ形式(マルチプロセス)

表5-39 インプロセスHTTPサーバのログ

分類 内容 種別
アクセスログ インプロセスHTTPサーバの処理結果 独自形式
スレッドトレース スレッドトレースの情報 独自形式
通信トレース 通信トレースの情報 独自形式

表5-40 移行コマンド(cjenvupdate)のログ

分類 内容 種別
メッセージログ cjenvupdateコマンドの稼働ログ 日立トレース共通ライブラリ形式(マルチプロセス)
例外ログ cjenvupdateコマンドの例外情報 日立トレース共通ライブラリ形式(マルチプロセス)
保守用ログ cjenvupdateコマンドの保守情報 日立トレース共通ライブラリ形式(マルチプロセス)

表5-41 リソース枯渇監視のログ

監視対象
リソース
種別
メモリ 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
ファイルディスクリプタ 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
スレッド 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
スレッドダンプ 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
HTTPリクエスト実行待ちキュー 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
HTTPセッション数 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
コネクションプール 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)

表5-42 運用管理エージェント・運用監視エージェント・Management Serverのログ

分類 内容 種別
統合ログ 統合メッセージログ 日立トレース共通ライブラリ形式(マルチプロセス)
統合トレースログ 日立トレース共通ライブラリ形式(マルチプロセス)
コマンド保守ログ 日立トレース共通ライブラリ形式(マルチプロセス)
運用管理エージェント 運用管理エージェントの標準エラー出力 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
運用管理エージェントの標準出力 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
運用管理エージェントの標準エラー出力コマンドライン 独自形式
運用管理エージェントのログ 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
運用管理エージェントの起動・停止コマンドのログ 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
運用管理エージェントの保守ログ 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
コンソールログ 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
運用管理エージェントサービスのログ 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
運用管理エージェントサービスの標準出力 独自形式
運用管理エージェントサービスの標準エラー出力 独自形式
運用監視エージェント 運用監視エージェントのログ・トレース
J2EEサーバ用システムJP1イベントおよびJ2EEサーバ用ユーザJP1イベントのログ
Managementイベント発行ログ
日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
Management Server Management Serverサービスのログ 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
Management Serverサービスの標準エラー出力 独自形式
Management Serverサービスの標準出力 独自形式
Management Serverサービス起動・停止コマンド 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
Management Serverのログ
Cosminexusの運用管理サーバのシステムJP1イベントのログ
日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
mngenvsetupコマンドの実行ログ 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)
Management Serverの保守ログ 日立トレース共通ライブラリ形式(シングルプロセス)

表5-43 Cosminexus Performance Tracerのログ

内容 種別
PRFデーモンおよびPRFコマンドのログ 独自形式
モジュールトレース 独自形式
構造化例外発生ログ 独自形式
保守情報 独自形式

表5-44  Cosminexus Component Transaction Monitorのログ

内容 種別
CTMデーモンおよびCTMコマンドのログ 独自形式
保守情報 独自形式

表5-45  Cosminexus DABroker Libraryのログ

内容 種別
メッセージログ 日立トレース共通ライブラリ形式(マルチプロセス)
拡張データベースアクセストレース 日立トレース共通ライブラリ形式(マルチプロセス)
エラートレース 日立トレース共通ライブラリ形式(マルチプロセス)
Exceptionトレースログ 日立トレース共通ライブラリ形式(マルチプロセス)
イベントトレース(DABroker for C++をインストールしている場合) 日立トレース共通ライブラリ形式(マルチプロセス)
XAトレース 日立トレース共通ライブラリ形式(マルチプロセス)

表5-46 監査ログで出力するログ

分類 内容 種別
メッセージログ 監査ログのメッセージログ 日立トレース共通ライブラリ形式(マルチプロセス)
例外ログ 監査ログの例外情報 日立トレース共通ライブラリ形式(マルチプロセス)

表5-47 構築済み実行環境の切り替えで出力するログ

内容 種別
cosmienvコマンドのログ 独自形式
<この項の構成>
(1) 日立トレース共通ライブラリ形式のログの出力形式と出力項目
(2) 日立トレース共通ライブラリ形式のログを参照する場合の注意
(3) インプロセスHTTPサーバのアクセスログの出力形式と出力項目
(4) イベントログの出力形式と出力項目(Windowsの場合)
(5) syslogの出力形式と出力項目(UNIXの場合)
(6) 構築済み実行環境の切り替えで出力するログの出力形式と出力項目(UNIXの場合)

(1) 日立トレース共通ライブラリ形式のログの出力形式と出力項目

日立トレース共通ライブラリ形式のログの出力形式と出力項目について説明します。

Cosminexusのログは,日立トレース共通ライブラリ形式で出力されます。

(a) 出力形式

日立トレース共通ライブラリ形式のログの出力形式を次に示します。

 
番号 日付 時刻 AP名 pid tid メッセージID 種別 メッセージテキスト CRLF
 
(b) 出力項目

日立トレース共通ライブラリ形式のログの出力項目を次に示します。

表5-48 日立トレース共通ライブラリ形式のログの出力項目

項目名 説明
番号 トレースレコードの通番を示す4けたの番号が出力されます。
日付 トレースの取得日付が「yyyy/mm/dd」の形式で出力されます。
時刻 トレースの取得時刻が「hh:mm:ss.sss」の形式で出力されます。
AP名 プログラムを示す文字列が出力されます。
pid プロセスIDが出力されます。
tid スレッドIDが出力されます。
メッセージID メッセージIDが「XXXXnnnnn-Y」の形式で出力されます。
種別 トレース出力の契機となったイベント種別が出力されます。
メッセージテキスト メッセージテキストが出力されます。付加情報が付くこともあります。
CRLF レコードの終端符号(0x0D,0x0A)が出力されます。

ログファイルの編集表示について
日立トレース共通ライブラリ形式のログをMicrosoft Excelで表示して,フィルタリングや並べ替えの機能を利用すると,トラブルの発生要因の調査を効率良く進められるようになります。
Microsoft Excelを利用した日立トレース共通ライブラリ形式のログの表示例を次に示します。

図5-6 Microsoft Excelを利用した日立トレース共通ライブラリ形式のログの表示例

[図データ]

 

参考
  • 区切るデータの形式として,「スペースによって右または左にそろえられた固定長フィールドデータ」を選択してください。
  • [データのプレビュー]ボックスで不要な矢印を削除してください。
  • 各列の[表示形式]に[文字列]を指定してください。

(2) 日立トレース共通ライブラリ形式のログを参照する場合の注意

日立トレース共通ライブラリ形式のログを使用する場合の注意事項について説明します。

(a) マルチプロセス・シングルプロセス共通の注意事項

マルチプロセス・シングルプロセス共通の注意事項について説明します。

(b) マルチプロセスの日立トレース共通ライブラリ参照時の注意事項

マルチプロセスに対応した日立トレース共通ライブラリ形式のログファイルを参照する場合の注意事項を次に示します。

(3) インプロセスHTTPサーバのアクセスログの出力形式と出力項目

インプロセスHTTPサーバのアクセスログの出力形式と出力項目について説明します。

アクセスログには,インプロセスHTTPサーバのリクエストの処理結果が出力されます。また,アクセスログの出力形式には,デフォルトで出力されるデフォルトフォーマットと拡張フォーマットがあります。インプロセスHTTPサーバのアクセスログのカスタマイズについては,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」を参照してください。

出力形式は次のとおりです。

デフォルトフォーマット
 
クライアントのホスト名 - 認証ユーザ名 アクセス時刻 リクエストライン ステータスコード 送信バイト数
 

拡張フォーマット
 
クライアントのホスト名 - 認証ユーザ名 アクセス時刻 リクエストライン ステータスコード 送信バイト数 Refererヘッダの内容 User-Agentヘッダの内容
 

それぞれの項目の内容を次の表に示します

表5-49 アクセスログの出力項目

項番 項目名 説明
1 クライアントのホスト名 クライアントのホスト名が表示されます。ホスト名が設定されていない場合はIPアドレスが表示されます。
2 認証ユーザ名 ベーシックユーザ認証名,またはフォーム認証ユーザ名が表示されます。フォームユーザ認証名および,フォームユーザ認証名が設定されていない場合はハイフン(-)が表示されます。
3 アクセス時刻 インプロセスHTTPサーバがクライアントのリクエストに応答した時間が表示されます。
4 リクエストライン リクエストラインが表示されます。
5 ステータスコード 最終ステータスコードが表示されます。ただし内部でリダイレクトされた値は出力しません。
6 送信バイト数 HTTPヘッダを除く送信バイト数が表示されます。0バイトのときはハイフン(-)が表示されます。
7 Refererヘッダの内容 遷移する前のWebページのURLが表示されます。
8 User-Agentヘッダの内容 Webクライアント(ブラウザ名やブラウザのバージョンなど)の情報が含まれたヘッダが表示されます。

なお,アクセスログには,クライアントのIPアドレス,J2EEサーバのIPアドレス,リクエストメソッド,クライアントからのリクエスト処理に掛かった時間などの項目を任意で追加できます。インプロセスHTTPサーバのアクセスログのカスタマイズについては,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」を参照してください。

アクセスログの出力例を次に示します。

デフォルトフォーマットの場合
 
10.20.30.40 - user1 [18/Jan/2005:13:06:10 +0900] "GET / HTTP/1.0" 200 38
10.20.30.40 - user1 [18/Jan/2005:13:06:25 +0900] "GET /demo/ HTTP/1.0" 500 684 
 

拡張フォーマットの場合
 
10.20.30.40 - user1 [18/Jan/2005:13:06:10 +0900] "GET / HTTP/1.0" 200 38 "-" "Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)"
10.20.30.40 - user1 [18/Jan/2005:13:06:25 +0900] "GET /demo/ HTTP/1.0" 500 684 "-" "Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)"
 

(4) イベントログの出力形式と出力項目(Windowsの場合)

イベントログの出力形式と出力項目について説明します。

イベントログは,J2EEサーバの起動,停止および異常終了時に出力されるログです。出力形式は次のとおりです。

 
ID文字列 [pid]: メッセージテキスト
 

出力項目を次に示します。

表5-50 イベントログの出力項目

項目名 説明
ID文字列 アプリケーションを示す文字列として,「HEJB」が出力されます。
pid プロセスIDが出力されます。
メッセージテキスト メッセージテキストが出力されます。

(5) syslogの出力形式と出力項目(UNIXの場合)

syslogの出力形式と出力項目について説明します。

syslogは,J2EEサーバの起動,停止および異常終了時に出力されるログです。出力形式は次のとおりです。

 
日付 時刻 ホスト名 ID文字列 [pid]:メッセージテキスト
 

出力項目を次に示します。

表5-51 syslogの出力項目

項目名 説明
日付 メッセージを出力した日付です。
時刻 メッセージを出力した時刻です。
ホスト名 ホスト名を示す文字列が出力されます。
pid プロセスIDが出力されます。
ID文字列 アプリケーションを示す文字列として,「HEJB」が出力されます。
メッセージテキスト メッセージテキストが出力されます。

(6) 構築済み実行環境の切り替えで出力するログの出力形式と出力項目(UNIXの場合)

構築済み実行環境をcosmienvコマンドで切り替えた場合に出力される,ログファイルの出力形式および出力項目について説明します。

cosmienvコマンド実行時に出力されるログファイルには,cosmienv_s[2].log,cosmienv_d[2].log,およびcosmienv_r[2].logがあります。これらのファイルの出力形式および出力項目はすべて同じです。

cosmienvコマンド実行時に出力されるログファイルの出力形式は次のとおりです。

 
 YYYY/MM/DD HH:MM:SS 製品の形名 製品名 VVRRSS START
 YYYY/MM/DD HH:MM:SS 構成ソフトウェアの形名 START 起動時のコマンドと引数
[YYYY/MM/DD HH:MM:SS 構成ソフトウェアの保守情報]
 YYYY/MM/DD HH:MM:SS 構成ソフトウェアの形名 END 構成ソフトウェアの戻り値
 :
 YYYY/MM/DD HH:MM:SS 製品の形名 製品名 VVRRSS END cosmienvコマンドの戻り値
 

cosmienvコマンドのログの出力項目を次に示します。

表5-52 cosmienvコマンドのログの出力項目

項目名 説明
YYYY/MM/DD cosmienvコマンドを実行した日付が出力されます。
HH:MM:SS cosmienvコマンドを実行した時刻が出力されます。
製品の形名 退避,回復,または削除の対象とした実行環境の形名が出力されます。
製品名 退避,回復,または削除の対象とした実行環境の製品名が出力されます。
VVRRSS 退避,回復,または削除の対象とした実行環境の製品のバージョン情報が出力されます。
構成ソフトウェアの形名 退避,回復,または削除の対象とした実行環境の製品に含まれる構成ソフトウェアの形名が出力されます。
構成ソフトウェアの情報は,製品に含まれる構成ソフトウェアの数分出力されます。
起動時のコマンドと引数 内部処理(構成ソフトウェアの処理)を起動したコマンドと,引数が出力されます。
構成ソフトウェアの保守情報 内部処理(構成ソフトウェアの処理)実行時の保守情報が出力されます。
構成ソフトウェアの戻り値 内部処理(構成ソフトウェアの処理)の実行結果が出力されます。
cosmienvコマンドの戻り値 cosmienvコマンドの実行結果が出力されます。

注※ 構成ソフトウェアおよびcosmienvコマンドの戻り値については,マニュアル「Cosminexus リファレンス コマンド編」を参照してください。


退避機能を実行した場合の出力例を次に示します。この例では,退避機能実行時に,構成ソフトウェアの処理でディスク容量不足を検出しています。

 
2007/05/20 14:37:22 P-1M43-7K71 uCosminexus Application Server Enterprise 07-50 START
2007/05/20 14:37:22 P-1M3Z-7151 START 2007/05/20 14:37:22 P-1M43-7K71 uCosminexus Application Server Enterprise 07-50 START
2007/05/20 14:37:22 P-1M3Z-7151 START cosmippenv -s -P/home/CosmiBackup/UCAPSE001 -ZCosmiInside
2007/05/20 14:37:24 P-1M3Z-7151 END 0
2007/05/20 14:37:47 P-1M41-E171 START cosmippenv -s -P/home/CosmiBackup/UCAPSE001 -ZCosmiInside
2007/05/20 14:37:52 httpsd tar: tape write error: No space left on device
2007/05/20 14:37:53 P-1M41-E171 END 128
2007/05/20 14:37:54 P-1M43-7K71 uCosminexus Application Server Enterprise 07-50 END 143