Cosminexusで想定されるトラブルには，次に示す種別があります。

• エラーメッセージ出力
  エラーメッセージが出力されます。
  
• システムダウン
  Cosminexusのサーバプロセスが異常終了します。
  
• ハングアップ（無応答）
  アプリケーション呼び出しの応答が返らなくなります。
  
• スローダウン
  アプリケーション呼び出しの応答は返りますが，応答時間が長くなります。
  

トラブル種別ごとに取得する資料を，次に示します。

表5-1　トラブル種別ごとの取得資料一覧

項番	資料の種類	トラブル種別
		エラーメッセージ出力	システムダウン	ハングアップ（無応答）	スローダウン
1	メッセージログ※1	○	○	○	○
2	ユーザログ※1	○	○	○	○
3	例外ログ※1	○	○	○	○
4	保守用ログ※1	○	○	○	○
5	性能解析トレース	○	○	○	○
6	スレッドダンプ	○	○	○	○
7	ガーベージコレクションのログ	△	○	○	○
8	メモリダンプ	−	○	○	○
9	日立JavaVMログファイル※2	−	○	○	○
10	エラーリポートファイル	−	○	−	−
11	OSの状態・ログ	○	○	○	○
12	OSの統計情報	△	○	○	○
13	定義情報	○	○	○	○
14	作業ディレクトリ	△	△	△	△
15	リソースの設定	○	○	○	○
16	Webサーバのログ	○	○	○	○
17	JavaVMのスタックトレース※3	−	○	−	−

（凡例）

○：必須

△：取得するかどうかは，実際のエラーの内容によって異なる

−：取得しない

注※1

Cosminexusの構成ソフトウェアが出力するログです。

注※2

usrconf.cfgのadd.jvm.argキーに特定のオプションを指定している場合に出力されます。取得するためのオプションについては，「5.4.8　日立固有のJavaVMログの取得（日立JavaVMログファイル）」を参照してください。また，オプションの詳細については，マニュアル「Cosminexus　リファレンス　定義編」を参照してください。

注※3

UNIXを使用している場合だけ出力されます。