Cosminexus システム運用ガイド

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2.5 リソース枯渇の監視

この節では,J2EEサーバまたはSFOサーバのリソースの使用率または使用数の推移を基に,リソース枯渇を監視する方法について説明します。

J2EEサーバまたはSFOサーバのリソース枯渇を監視する設定にしている場合,監視対象のリソースについての情報が,一定間隔でファイルに出力されます。この情報を,リソース枯渇監視情報といいます。リソース枯渇監視情報は,監視するリソースの種類ごとに出力するかどうかを選択できます。なお,リソース枯渇監視情報を出力したファイルを,リソース枯渇監視ログファイルといいます。

リソース枯渇監視情報を利用すると,リソースの使用率または使用数の変化のしかたを確認できます。また,この情報は,リソースの使用率または使用数がしきい値を超えた場合に,その原因を調査するためにも利用できます。

リソース枯渇監視ログファイルの出力先については,「5.4.1 Cosminexusのログの取得(J2EEアプリケーションを実行するシステム)」を参照してください。

リソース枯渇監視の設定については,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」のリソース枯渇監視の設定に関する説明を参照してください。

なお,リソースの使用率または使用数にしきい値を設定して監視すると,しきい値を超えた場合にアラートを出力できます。このアラートに対応して必要な処理を自動実行するように設定できます。Managementイベントによる処理の自動実行の設定については,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」のManagementイベントによる処理の自動実行の設定に関する説明を参照してください。

<この節の構成>
2.5.1 出力される情報の種類
2.5.2 出力形式と出力内容