Cosminexus システム運用ガイド

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1.4 システムの運用で使用する機能

ここでは,システムの運用で使用する機能の概要について説明します。システムの運用で使用する機能には,サーバプロセスを操作する機能とアプリケーションを操作する機能の二つがあります。それぞれの機能の概要について次に説明します。

<この節の構成>
(1) サーバプロセスを操作する機能
(2) アプリケーションを操作する機能

(1) サーバプロセスを操作する機能

サーバプロセスを操作する機能について説明します。

Smart Composer機能
システムを簡単に構築・運用するための機能です。
Smart Composer機能を使用して構築したシステムでは,J2EEサーバやWebサーバで構成される,業務サービスを提供する閉じた部分系を,サービスユニットとして扱います。Smart Composer機能を使用することで,サービスユニット単位で一括したシステム運用ができます。

運用管理コマンド(mngsvrutil)
Management Serverの運用管理の対象となる,論理サーバの運用操作を実行するコマンドです。

運用管理ポータル
Webブラウザに表示されるポータル画面を通して,Management Serverの運用管理の対象となる論理サーバの運用操作を実行する機能です。

J2EEサーバを操作するコマンド
J2EEサーバを起動,停止するためのコマンドです。cjstartsvコマンド,およびcjstopsvコマンドがあります。

CTMのコマンド
リクエストのスケジューリングをするための機能を提供している,CTMを操作するためのコマンドです。CTMは,構成ソフトウェアにCosminexus Component Transaction Monitorを含む製品だけで利用できます。利用できる製品については,マニュアル「Cosminexus 概説」を参照してください。

PRFのコマンド
システムの処理性能を解析するときに使用する,性能解析トレース情報を編集してファイルに出力したり,PRFトレースファイルの取得レベルを設定したりするコマンドです。

(2) アプリケーションを操作する機能

サーバ管理コマンド
J2EEサーバで管理しているアプリケーションおよびリソースの設定をするためのコマンドです。

Server Plug-in
リソースアダプタやJ2EEアプリケーションを設定するためのGUIです。Eclipseのプラグインとして使用できます。