Cosminexus システム構築ガイド
サーブレットエンジンモードを使用する場合のインストール,システム構築の流れ,システム構築で使用するファイルについて説明します。なお,旧バージョンでサーブレットエンジンモードを使用していた場合の移行情報については,「付録H.8 サーブレットエンジンモードの移行情報」を参照してください。
サーブレットエンジンモードの場合,インストールと初期設定は,J2EEサーバの場合と同じです。J2EEサーバの場合のインストールと初期設定の概要については,「2.1 インストールと初期設定の概要」,「2.2 インストールとアンインストール」,および「2.3 環境変数の設定」を参照してください。なお,サーブレットエンジンモードの場合には,次のように読み替えてください。
また,インストール後のディレクトリ構成については,「2.6.1 Application Serverのディレクトリ構成」を参照してください。
ここでは,J2EEサーバモードの場合と異なる内容について説明します。
Webコンテナサーバの場合の,インストール方法ごとのユーザ環境の扱いを次の表に示します。
表H-1 インストール方法ごとのユーザ環境の扱い(Webコンテナサーバの場合)
| インストール方法 | Webコンテナサーバのユーザ定義 | Webアプリケーション配置ディレクトリ | リダイレクタのユーザ定義 |
|---|---|---|---|
| 新規インストール | インストーラが,デフォルトのWebコンテナサーバをセットアップし,ユーザ定義を作成します。 | インストーラが,デフォルトのWebコンテナサーバをセットアップし,Webアプリケーション配置ディレクトリを作成します。 | インストーラが,デフォルトの定義を作成します。 |
| 上書きインストール | 引き継ぎます。 | 引き継ぎます。 | 引き継ぎます。 |
| アップグレードイントール | 引き継ぎます。 | 引き継ぎます。 | 引き継ぎます。 |
Cosminexus Component Containerを上書きインストールをすると,前の設定が自動的に引き継がれます。なお,デフォルトのWebコンテナサーバ(ホスト名称のサーバ)のディレクトリ(<Cosminexusのインストールディレクトリ>\CC\web\containers\<ホスト名称>,または/opt/Cosminexus/CC/web/containers/<ホスト名称>)がない場合には,サーバが自動的にセットアップされます。
サーブレットエンジンモードの場合,環境変数の設定は,J2EEサーバモードで,CTMおよびトランザクションサービスの両方を使用しないときの設定と同じです。詳細については,「2.3.1 環境変数の設定の要否」を参照してください。
Webコンテナサーバで使用するリソースの見積もり方法を次に示します。
Webコンテナサーバの作業ディレクトリについては,「付録H.7 Webコンテナサーバの作業ディレクトリ」を参照してください。
サーブレットエンジンモードでのシステム構築の流れを次の図に示します。
図H-1 システム構築の流れ(サーブレットエンジンモードの場合)
図中の1.〜8.について説明します。
ここでは,システムの構築で使用するファイルのうち,主なファイルについて説明します。ここで説明していないファイルについては,システム構築の手順の中で適宜説明します。
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