Cosminexus システム構築ガイド

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18.1.1 Webサーバとの連携機能の概要

Webサーバとの連携機能を次の表に示します。

表18-1 Webサーバとの連携機能

機能 説明 参照先
リダイレクタを使用したリクエストの振り分け Webサーバに登録したリダイレクタによって,リクエストをURLパターンまたはラウンドロビン方式で複数のWebコンテナに振り分けて処理できます。 18.2
通信タイムアウト クライアント−Webサーバ間,Webサーバ−Webコンテナ間で,リクエスト受信時およびレスポンス送信時の通信タイムアウトを設定しておき,トラブル発生時の応答待ちなどの場合に通信タイムアウトを検知できます。 18.3
エラーページのカスタマイズ クライアントから,存在しないリソースに対してアクセスした場合などに,クライアントからのリクエストに対してユーザがカスタマイズしたエラーページを表示できます。 18.4
ドメイン名指定でのWebアプリケーションのトップページの表示 ドメイン名指定によってWebアプリケーションのトップページを表示できます。 18.5
Webコンテナへのゲートウェイ情報の通知 クライアントとWebサーバとの間にSSLアクセラレータや負荷分散機などのゲートウェイを配置している場合に,Webコンテナにゲートウェイ情報を通知して,WebアプリケーションのトップページやForm認証画面に自動的に正しくリダイレクトできます。 18.6
Hitachi Web ServerのSSLによる認証やデータ暗号化 Hitachi Web Serverを使用する場合に,SSLによる認証機能やデータ暗号化の機能を使用できます。 18.8
Microsoft IISのSSLによる認証やデータ暗号化 Microsoft IISを使用する場合に,SSLによる認証機能やデータ暗号化の機能を使用できます。 18.9

以降の節では,上記の機能を使用するための設定方法について説明します。システムで使用する機能に応じて適宜設定してください。

また,リダイレクタのログの出力レベル,サイズ,面数などの設定については,「18.7 リダイレクタのログ取得の設定」を参照してください。

ポイント
以降の節で説明する機能は,Webサーバの機能およびWebコンテナの機能のうち,Webサーバでの設定が必要となる機能です。Webサーバと連携する場合には,このほかに,Webクライアントとの通信制御やリクエストの流量制御などのWebコンテナの機能も使用できます。これらの機能を使用する場合には,J2EEサーバでの設定が必要です。J2EEサーバでの設定については,「4. J2EEサーバの動作設定(J2EEアプリケーションを実行するシステム)」を参照してください。