Cosminexus システム構築ガイド

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17.2 アプリケーションサーバを対象にした1:1系切り替えシステムの設定(Windowsの場合)

1:1系切り替えシステムとは,実行系と待機系が1:1で対応しているシステムです。Cosminexusでは,実行系のアプリケーションサーバと待機系のアプリケーションサーバを1:1に配置するシステムと,実行系の運用管理サーバと待機系の運用管理サーバを1:1に配置するシステムを構築・運用できます。このシステムは,運用管理ポータルを使用して構築します。運用管理ポータルについては,マニュアル「Cosminexus 運用管理操作ガイド」を参照してください。この節では,実行系のアプリケーションサーバと待機系のアプリケーションサーバを1:1に配置して系を切り替えるシステムの設定について説明します。

アプリケーションサーバの実行系と待機系を1:1に配置して系を切り替えるシステムでは,実行系のアプリケーションサーバでマシンの障害や運用管理エージェントの終了などの障害が発生すると,Microsoft Cluster Serviceがこれを検知して,自動的に待機している系に切り替えて業務を続行します。また,障害が発生しなくても実行中のシステムに予防保守などが必要な場合には,オペレータの操作によって待機している系に計画的に切り替えることができます。

なお,アプリケーションサーバの1:1系切り替えシステムの詳細については,マニュアル「Cosminexus 機能解説」のクラスタソフトウェアと連携したシステムの運用に関する説明を参照してください。システム構成については,マニュアル「Cosminexus システム設計ガイド」のアプリケーションサーバの実行系と待機系を1:1にする構成に関する説明を参照してください。

<この節の構成>
17.2.1 アプリケーションサーバを対象にした1:1系切り替えシステムの設定手順
17.2.2 クラスタサーバの環境設定
17.2.3 設定ファイルの編集
17.2.4 汎用スクリプトファイルの作成
17.2.5 クラスタアドミニストレータでのクラスタサーバの環境設定
17.2.6 アプリケーションサーバの設定