Cosminexus システム構築ガイド

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15.2.1 リソースアダプタの設定の流れ

リソースアダプタの設定には,サーバ管理コマンドを使用します。バッチサーバの場合,リソースアダプタは,J2EEリソースアダプタとしてデプロイして使用します。

バッチサーバで使用するリソースアダプタの新規設定の流れを次の図に示します。

図15-1 バッチサーバで使用するリソースアダプタの新規設定の流れ

[図データ]

図中の1.〜4.について説明します。

  1. サーバ管理コマンドを使用してリソースアダプタをインポートします。
    cjimportresコマンドを使用して,リソースアダプタをインポートします。
    インポートするリソースアダプタについては,「15.2.2 リソースアダプタの種類」を参照してください。
  2. サーバ管理コマンドを使用してリソースアダプタをデプロイします。
    cjdeployrarコマンドを使用して,リソースアダプタをデプロイします。
    リソースアダプタは,デプロイするとJ2EEリソースアダプタとして使用できます。J2EEリソースアダプタとは,バッチサーバに共有スタンドアロンモジュールとして配備したリソースアダプタのことです。サーバ管理コマンドでインポートしたリソースアダプタをデプロイすると,バッチサーバ上で使用できるようになります。
  3. サーバ管理コマンドを使用してリソースアダプタのプロパティを定義します。
    cjgetrarpropコマンドでConnector属性ファイルを取得し,ファイル編集後に,cjsetrarpropコマンドで編集内容を反映させます。
    バッチサーバの場合,ユーザ指定名前空間機能を使用してリソースアダプタに別名を設定してください。ユーザ指定名前空間機能を使用した別名の設定は,リソースアダプタのプロパティで定義します。ユーザ指定名前空間機能の設定については,マニュアル「Cosminexus 機能解説」のリソースに接続するバッチアプリケーションの作成に関する説明を参照してください。
    リソースアダプタのプロパティ定義で設定できる内容については,「15.2.3 リソースアダプタのプロパティ定義で設定できること」を参照してください。
  4. サーバ管理コマンドを使用してリソースアダプタの接続テストを実施します。
    cjtestresコマンドを使用して,リソースアダプタの接続テストを実施します。リソースごとの接続テストでの検証内容については,マニュアル「Cosminexus 機能解説」のリソースへの接続テストに関する説明を参照してください。

サーバ管理コマンドでの操作については,マニュアル「Cosminexus アプリケーション設定操作ガイド」を参照してください。また,コマンドや属性ファイルについては,マニュアル「Cosminexus リファレンス コマンド編」,またはマニュアル「Cosminexus リファレンス 定義編」を参照してください。

なお,次の手順については,「9.3.1 リソースアダプタの設定の流れ(J2EEリソースアダプタとしてデプロイして使用する場合)」を参照してください。その際,「J2EEサーバ」を「バッチサーバ」に,「J2EEアプリケーション」を「バッチアプリケーション」に置き換えてお読みください。