Cosminexus システム構築ガイド

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2.3.2 環境変数の詳細

表2-4および表2-5に示す環境変数の詳細を説明します。

LIBPATHまたはLD_LIBRARY_PATH
指定する環境変数はOSごとに異なります。
  • LIBPATH
    AIXを使用している場合は,LIBPATHに指定します。
  • LD_LIBRARY_PATH
    HP-UX(IPF)を使用している場合,Linuxを使用している場合,およびSolarisを使用している場合は,LD_LIBRARY_PATHに指定します。
使用しているOSの環境変数に次のパスを指定してください。
  • /opt/Cosminexus/TPB/lib
  • /opt/Cosminexus/PRF/lib
  • /opt/Cosminexus/CTM/lib
  • /opt/hitachi/common/lib
なお,「/opt/Cosminexus/CTM/lib」は,表2-4の設定する環境変数の分類がBの場合に必要です。

CSCCFJ_SERVER_HOME
Cosminexus Component Containerのインストールディレクトリとして,次の値を指定してください。
/opt/Cosminexus/CC

PATH
次のパスを指定してください。
Windowsの場合
  • <Cosminexusのインストールディレクトリ>\jdk\bin※1
  • <Cosminexusのインストールディレクトリ>\TPB\bin
  • <Cosminexusのインストールディレクトリ>\PRF\bin
  • <ProgramFiles>\Common Files\Hitachi※2
UNIXの場合
  • /opt/Cosminexus/jdk/bin※1
  • /opt/Cosminexus/TPB/bin
  • /opt/Cosminexus/PRF/bin
  • /bin
注※1
CORBAネーミングサービスを手動起動する場合は,環境変数「PATH」の先頭に指定してください。
注※2
デフォルトではインストーラによってシステム環境変数に設定されます。なお,<ProgramFiles>は,通常,システム環境変数%ProgramFiles%に設定されているディレクトリのことです。
 
なお,CTMドメインマネジャやCTMを起動するときには,パフォーマンストレーサのパス(<Cosminexusのインストールディレクトリ>\PRF\bin)を同時に設定しないでください。パフォーマンストレーサのパスを同時に設定すると,CTMがパフォーマンストレーサのライブラリをロードした場合にエラーとなり,起動できません。

TPDIR
Cosminexus TPBrokerのインストールディレクトリとして,次の値を指定してください。
Windowsの場合
<Cosminexusのインストールディレクトリ>\TPB
UNIXの場合
/opt/Cosminexus/TPB

VBROKER_ADM
ログ出力先などの管理ディレクトリを指定してください。通常,次の値を指定します。
Windowsの場合
<Cosminexusのインストールディレクトリ>\TPB\adm
UNIXの場合
/opt/Cosminexus/TPB/adm

PRFSPOOL
Windowsの場合
必要に応じて,PRFデーモンの実行環境ディレクトリを変更してください。デフォルトでは,インストーラによってシステム環境変数に<Cosminexusのインストールディレクトリ>\PRF\spoolが設定されています。
UNIXの場合
パフォーマンストレーサの実行環境ディレクトリを指定してください。デフォルトのディレクトリ「/opt/Cosminexus/PRF/spool」がインストーラによって作成されています。
デフォルトのディレクトリを変更する場合は,パフォーマンストレーサの実行環境ディレクトリを作成して,この環境変数に指定してください。環境変数が指定されていない場合,パフォーマンストレーサは動作しません。

OSAGENT_PORT
スマートエージェント(osagent)が使用するポート番号を指定してください。5,001〜65,535の整数で指定します。デフォルトは,「14000」です。

CTMDIR
CTMのインストールディレクトリとして,次の値を指定してください。
Windowsの場合
<Cosminexusのインストールディレクトリ>\CTM
UNIXの場合
/opt/Cosminexus/CTM

CTMSPOOL
CTMの実行環境ディレクトリを指定してください。デフォルトのディレクトリがインストーラによって作成されます。
デフォルトのディレクトリを次に示します。
Windowsの場合
%CTMDIR%\spool
UNIXの場合
/opt/Cosminexus/CTM/spool
デフォルトのディレクトリを変更する場合は,CTMの実行環境ディレクトリを作成して,この環境変数に指定してください。

TZ
タイムゾーンを設定してください。通常,「JST-9」を指定します。