Cosminexus 簡易構築・運用ガイド

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付録E.3 論理J2EEサーバで指定できるパラメタ(互換用)

論理J2EEサーバに共通で指定できる互換用のパラメタについて,次の表に示します。「省略値」とは,パラメタの指定がない場合に仮定される値です。「推奨のparam-name指定値」とは,互換用のパラメタに対応する,推奨のパラメタです。

表E-3 論理J2EEサーバで指定できるパラメタ(互換用)

param-name指定値 param-value指定値 省略値 推奨のparam-name指定値
add.jvm.arg.m 拡張起動パラメタを設定します。
JavaVMを起動するときに指定できるJavaVMのオプションを指定します。※1
なし add.jvm.arg
ejbserver.manager.jp1event.enabled JP1イベント発行機能を有効にするかどうかを指定します。
true:有効にします。
false:無効にします。
false ejbserver.manager.agent.JP1EventAgent.enabled
ejbserver.rmi.naming.host.value マルチホームドホスト環境で,J2EEサーバがプロバイダとして使用するRMIレジストリのホストを固定するかどうかを指定します。
true:固定します。
false:固定しません。
etc:ループバックアドレス(localhost)に対して接続を受け付けます。
false ejbserver.rmi.naming.host
ex.param.m J2EEサーバの拡張パラメタをJ2EEサーバで使用する任意のオプション※1で指定します。 なし ex.param
ex.properties.m JavaVMのシステムプロパティを指定します。※1 なし ex.properties
http 管理用サーバ(簡易Webサーバ)のポート番号を1〜65535の範囲で指定します。 8080 ejbserver.http.port
inprocess.ns.port インプロセスのネーミングサービス用のポート番号を1〜65535の範囲で指定します。 900 ejbserver.naming.startupMode,ejbserver.naming.host,ejbserver.naming.port
inprocess.ns.retryCount インプロセスのネーミングサービス起動完了待ちリトライ回数を0〜2147483647の範囲で指定します。 9 ejbserver.naming.startupRetryCount
inprocess.ns.waitTime インプロセスのネーミングサービス起動完了待ち時間を0〜2147483647の範囲(単位:秒)で指定します。 1 ejbserver.naming.startupWaitTime
jndi.rr.ns.list ラウンドロビン検索のグループ名称とそのメンバを指定します。グループ名=メンバ名1[;メンバ名2]※2

注意
メンバ名にはCTM,J2EEサーバ,ネーミングサービスの論理サーバ名を指定します。
なし ejbserver.jndi.namingservice.group.list
jvm.ms.size JavaVMのメモリ使用量の初期サイズを0〜9999999999の範囲(単位:メガバイト)で指定します。
jvm.ms.size ≦ jvm.mx.sizeの関係が成り立つ値を設定してください。
256 add.jvm.arg
jvm.mx.size JavaVMのメモリ使用量の最大サイズを0〜9999999999の範囲(単位:メガバイト)で指定します。
jvm.ms.size ≦ jvm.mx.sizeの関係が成り立つ値を設定してください。
512 add.jvm.arg
LogFile.Console.filenum コンソールログのファイル面数を指定します。
指定できる値は,1,2,4,8,16です。
2 ejbserver.logger.channels.define.ConsoleLogFile.filenum
LogFile.Console.filesize コンソールログのファイルサイズをバイト単位で指定します。
指定できる値は,4096,65536,262144,524288,1048576,2097152,4194304,16777216,67108864です。
1048576 ejbserver.logger.channels.define.ConsoleLogFile.filesize
LogFile.EJBContainer.filenum EJBコンテナ保守ログのファイル面数を指定します。
指定できる値は,1,2,4,8,16です。
2 ejbserver.logger.channels.define.EJBContainerLogFile.filenum
LogFile.EJBContainer.filesize EJBコンテナ保守ログのファイルサイズをバイト単位で指定します。
指定できる値は,4096,65536,262144,524288,1048576,2097152,4194304,16777216,67108864です。
1048576 ejbserver.logger.channels.define.EJBContainerLogFile.filesize
LogFile.Exception.filenum 例外ログのファイル面数を指定します。
指定できる値は,1,2,4,8,16です。
2 ejbserver.logger.channels.define.ExceptionLogFile.filenum
LogFile.Exception.filesize 例外ログのファイルサイズをバイト単位で指定します。
指定できる値は,4096,65536,262144,524288,1048576,2097152,4194304,16777216,67108864です。
1048576 ejbserver.logger.channels.define.ExceptionLogFile.filesize
LogFile.Maintenance.filenum 保守ログのファイル面数を指定します。
指定できる値は,1,2,4,8,16です。
4 ejbserver.logger.channels.define.MaintenanceLogFile.filenum
LogFile.Maintenance.filesize 保守ログのファイルサイズをバイト単位で指定します。
指定できる値は,4096,65536,262144,524288,1048576,2097152,4194304,16777216,67108864です。
16777216 ejbserver.logger.channels.define.MaintenanceLogFile.filesize
LogFile.Message.filenum メッセージログのファイル面数を指定します。
指定できる値は,1,2,4,8,16です。
2 ejbserver.logger.channels.define.MessageLogFile.filenum
LogFile.Message.filesize メッセージログのファイルサイズをバイト単位で指定します。
指定できる値は,4096,65536,262144,524288,1048576,2097152,4194304,16777216,67108864です。
1048576 ejbserver.logger.channels.define.MessageLogFile.filesize
LogFile.UserErr.filenum ユーザエラーログのファイル面数を指定します。
指定できる値は,1,2,4,8,16です。
2 ejbserver.logger.channels.define.UserErrLogFile.filenum
LogFile.UserErr.filesize ユーザエラーログのファイルサイズをバイト単位で指定します。
指定できる値は,4096,65536,262144,524288,1048576,2097152,4194304,16777216,67108864です。
1048576 ejbserver.logger.channels.define.UserErrLogFile.filesize
LogFile.UserOut.filenum ユーザ出力ログのファイル面数を指定します。
指定できる値は,1,2,4,8,16です。
2 ejbserver.logger.channels.define.UserOutLogFile.filenum
LogFile.UserOut.filesize ユーザ出力ログのファイルサイズをバイト単位で指定します。
指定できる値は,4096,65536,262144,524288,1048576,2097152,4194304,16777216,67108864です。
1048576 ejbserver.logger.channels.define.UserOutLogFile.filesize
LogFile.WebAccess.filenum Webコンテナトレースログのファイル面数を指定します。
指定できる値は,1,2,4,8,16です。
16 ejbserver.logger.channels.define.WebAccessLogFile.filenum
LogFile.WebAccess.filesize Webコンテナトレースログのファイルサイズをバイト単位で指定します。
指定できる値は,4096,65536,262144,524288,1048576,2097152,4194304,16777216,67108864です。
4194304 ejbserver.logger.channels.define.WebAccessLogFile.filesize
LogFile.WebContainer.filenum Webコンテナ保守ログのファイル面数を指定します。
指定できる値は,1,2,4,8,16です。
2 ejbserver.logger.channels.define.WebContainerLogFile.filenum
LogFile.WebContainer.filesize Webコンテナ保守ログのファイルサイズをバイト単位で指定します。
指定できる値は,4096,65536,262144,524288,1048576,2097152,4194304,16777216,67108864です。
1048576 ejbserver.logger.channels.define.WebContainerLogFile.filesize
LogFile.WebServlet.filenum Webサーブレットログのファイル面数を指定します。
指定できる値は,1,2,4,8,16です。
4 ejbserver.logger.channels.define.WebServletLogFile.filenum
LogFile.WebServlet.filesize Webサーブレットログのファイルサイズをバイト単位で指定します。
指定できる値は,4096,65536,262144,524288,1048576,2097152,4194304,16777216,67108864です。
4194304 ejbserver.logger.channels.define.WebServletLogFile.filesize
loglevel ログの出力レベルを指定します。
Error:通常運用
Error,Warning:通常運用(verbose)
Error,Warning,Information:テスト時
Error,Warning,Information,Debug:障害調査
Error ejbserver.logger.enabled.*
manager.mevent.sender.bind.host.value Managementイベント発行機能のローカルアドレスを固定するかどうかを指定します。
true:固定します。
false:固定しません。
false manager.mevent.sender.bind.host
mngagent.connector.host.value J2EEコンテナの運用監視エージェントのホストを固定するかどうかを指定します。
true:固定します。
false:固定しません。
false mngagent.connector.host
mngagent.connector.port.value J2EEコンテナの運用監視エージェントのポート番号を0〜65535の範囲で指定します。
0は「自動」を表します。
0(自動) mngagent.connector.port
mngagent.vbroker.se.iiop_tp.host.value J2EEコンテナの運用監視エージェントのホストを固定するかどうかを指定します。
true:固定します。
false:固定しません。
false mngagent.connector.host
mngagent.vbroker.se.iiop_tp.scm.iiop_tp.listener.port.value J2EEコンテナの運用監視エージェントのポート番号を0〜65535の範囲で指定します。
0は「自動」を表します。
0(自動) mngagent.connector.port
vbroker.se.iiop_tp.host.value EJBコンテナでのホストを固定するかどうかを指定します。
true:固定します。
false:固定しません。
etc:ループバックアドレス(localhost)に対して接続を受け付けます。
false vbroker.se.iiop_tp.host
WatchFile.ConnectionPool.filenum コネクションプールの監視結果出力ファイルのファイル面数を指定します。
指定できる値は,1,2,4,8,16です。
2 ejbserver.logger.channels.define.ConnectionPoolWatchLogFile.filenum
WatchFile.ConnectionPool.filesize コネクションプールの監視結果出力ファイルのファイルサイズをバイト単位で指定します。
指定できる値は,4096,65536,262144,524288,1048576,2097152,4194304,16777216,67108864です。
1048576 ejbserver.logger.channels.define.ConnectionPoolWatchLogFile.filesize
WatchFile.FileDescriptor.filenum ファイルディスクリプタ数の監視結果出力ファイルのファイル面数を指定します。
指定できる値は,1,2,4,8,16です。
2 ejbserver.logger.channels.define.FileDescriptorWatchLogFile.filenum
WatchFile.FileDescriptor.filesize ファイルディスクリプタ数の監視結果出力ファイルのファイルサイズをバイト単位で指定します。
指定できる値は,4096,65536,262144,524288,1048576,2097152,4194304,16777216,67108864です。
1048576 ejbserver.logger.channels.define.FileDescriptorWatchLogFile.filesize
WatchFile.HttpSession.filenum HTTPセッション数の監視結果出力ファイルのファイル面数を指定します。
指定できる値は,1,2,4,8,16です。
2 ejbserver.logger.channels.define.HttpSessionWatchLogFile.filenum
WatchFile.HttpSession.filesize HTTPセッション数の監視結果出力ファイルのファイルサイズをバイト単位で指定します。
指定できる値は,4096,65536,262144,524288,1048576,2097152,4194304,16777216,67108864です。
1048576 ejbserver.logger.channels.define.HttpSessionWatchLogFile.filesize
WatchFile.Memory.filenum メモリの監視結果出力ファイルのファイル面数を指定します。
指定できる値は,1,2,4,8,16です。
2 ejbserver.logger.channels.define.MemoryWatchLogFile.filenum
WatchFile.Memory.filesize メモリの監視結果出力ファイルのファイルサイズをバイト単位で指定します。
指定できる値は,4096,65536,262144,524288,1048576,2097152,4194304,16777216,67108864です。
1048576 ejbserver.logger.channels.define.MemoryWatchLogFile.filesize
WatchFile.RequestQueue.filenum HTTPリクエスト実行待ちキューの監視結果出力ファイルのファイル面数を指定します。
指定できる値は,1,2,4,8,16です。
2 ejbserver.logger.channels.define.RequestQueueWatchLogFile.filenum
WatchFile.RequestQueue.filesize HTTPリクエスト実行待ちキューの監視結果出力ファイルのファイルサイズをバイト単位で指定します。
指定できる値は,4096,65536,262144,524288,1048576,2097152,4194304,16777216,67108864です。
1048576 ejbserver.logger.channels.define.RequestQueueWatchLogFile.filesize
WatchFile.Thread.filenum スレッド数の監視結果出力ファイルのファイル面数を指定します。
指定できる値は,1,2,4,8,16です。
2 ejbserver.logger.channels.define.ThreadWatchLogFile.filenum
WatchFile.Thread.filesize スレッド数の監視結果出力ファイルのファイルサイズをバイト単位で指定します。
指定できる値は,4096,65536,262144,524288,1048576,2097152,4194304,16777216,67108864です。
1048576 ejbserver.logger.channels.define.ThreadWatchLogFile.filesize
WatchFile.Threaddump.filenum スレッドダンプファイル数の監視結果出力ファイルのファイル面数を指定します。
指定できる値は,1,2,4,8,16です。
2 ejbserver.logger.channels.define.ThreaddumpWatchLogFile.filenum
WatchFile.Threaddump.filesize スレッドダンプファイル数の監視結果出力ファイルのファイルサイズをバイト単位で指定します。
指定できる値は,4096,65536,262144,524288,1048576,2097152,4194304,16777216,67108864です。
1048576 ejbserver.logger.channels.define.ThreaddumpWatchLogFile.filesize
webserver.connector.ajp13.bind_host.value WebコンテナのWebサーバとの接続設定でホストを固定するかどうかを指定します。
true:固定します。
false:固定しません。
etc:ループバックアドレス(localhost)に対して接続を受け付けます。
false webserver.connector.ajp13.bind_host
webserver.connector.http.bind_host.value Webコンテナの管理用サーバ(簡易Webサーバ)の設定でホストを固定するかどうかを指定します。
true:固定します。
false:固定しません。
false webserver.connector.http.bind_host
webserver.sfo.sfo_server.<SFOフィルタのサーバ定義名>.serverName SFOフィルタのサーバ定義名に関連づけるSFOサーバ名を128文字以下で指定します。 なし webserver.sfo.sfo_server.<SFOフィルタのサーバ定義名>.naming

注※1
値を複数指定する際は,複数の<param-value>で指定します。
また,パラメタを有効にする場合は,文字列の先頭に’.’を付加して指定します。無効にしたい場合は,文字列の先頭に’#’を付加して指定します。
(例)
  <param-name>ex.param.m</param-name>
  <param-value>.ssss</param-value>
  <param-value>#rrrr</param-value>

注※2
param-valueに値を複数指定する際は,コンマ(,)で区切って指定します。
(例) <param-value>値1,値2,値3</param-value>