Smart Composer機能では,JP1/IM - CMを使用して,システムを構築したり,運用したりできます。JP1/IM - CMと連携すると,Webシステムの構成情報をビジュアルに定義したり,定義したWebシステムの構成情報を管理・収集したりできます。
- ポイント
- Smart Composer機能で構築できるシステムのうち,combined-tier構成のシステムがJP1/IM - CMと連携できます。
- Webシステムの構成情報の定義
JP1/IM - CMを使用すると,Webシステムの構成をGUIで定義できます。また,定義したWebシステムの構成情報は,JP1/IM - CMのエクスポート機能を使用することで,Cosminexus Smart Composer用ファイルとして出力できます。Cosminexus Smart Composer用ファイルは,Smart Composer機能で使用する,簡易構築定義ファイルに当たります。
JP1/IM - CMを使用することで,システム構成をビジュアルに定義でき,またエディタを使用して簡易構築定義ファイルを作成する必要がなくなるので,Smart Composer機能を使用したWebシステムの構築がより簡単になります。
- Webシステムの構成情報の管理・収集
Smart Composer機能で構築するWebシステムの構成を,JP1/IM - CMで定義すると,その構成情報はJP1/IM - CMで管理されます。例えば,Smart Composer機能を使用して構築したWebシステムをスケールアウトすると,構成変更の情報がJP1イベントとして,JP1/IM - CMがインストールされたJP1統合運用管理サーバに通知されます。このJP1イベントを契機に,ユーザ側で情報を収集します。
これによって,JP1/IM - CMでは,Webシステムの構成情報を常に最新の状態で管理できます。
JP1/IM - CMと連携する場合のシステム構築については,「15.2 JP1/IM - CMと連携したシステム構築の流れ」および「15.3 JP1/IM - CMと連携するための設定」を参照してください。なお,JP1/IM - CMを使用したシステムの構築・運用の概要,およびシステム構成については,マニュアル「Cosminexus 機能解説」のJP1と連携したシステムの運用に関する説明を参照してください。
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